新台効果と遊タイムの付加価値
先読み通信ではコロナ禍で落ちた稼働をどう取り戻せるのか、「高齢者を取り戻せ‼具体的な施策は!?」というテーマで記事を掲載してきました。
5月から8月の平均アウトを見ると自粛明け以降、全体的には復調してきていますが、ミドルは7月以降横ばいと停滞気味です。
8月はお盆休みもありましたので7月と単純に比較できませんが、甘デジは朝から夜までまんべんなく稼働率が上昇しております。
逆にミドルやライトミドルは夜からの稼働が7月に比べて下がっております。
お盆前の有力な新台が甘デジの仕置人TURBOとライトミドルのエウレカハイエボゼロだったということもありますが、甘デジや低貸しから稼働を戻そうという効果が現れているのではないでしょうか。
この間、遊タイム搭載機の機種も増え始めました。
遊タイム搭載機の設置割合は全体の約6%でまだまだ低いですが、遊タイム搭載機の稼働割合は全体の8%ぐらいと設置割合を上回っています。
機種によって遊タイムの特色や恩恵は様々ですが、甘デジやライトミドルの遊タイム搭載機は一定の効果と結果を出していると思います。
全体と機種の稼働割合を見てユーザーからどれくらい支持(人気)があるかを測るバロメータの一つに支持率というものがあります。
その支持率(下表)をみても新台効果以上の数字と思いますが、ユーザーからも遊タイムは直接的にも間接的にも付加価値が高いものとして捉えられているのではないでしょうか。
遊タイムが搭載されていることで朝イチは前日の回転数が気になったので打ってみたり、逆に夜は中途半端な回転数で捨てるのがもったいなくて止めにくかったりしませんか?
日中でも台選びをしている際に気になる回転数の台があると打ってみたりと、パチンコユーザーの心理が遊タイムよって変化しているように思えます。
そういった直接出玉に影響しない間接的な期待感も遊タイムの付加価値ではないでしょうか。
「2020年お盆営業の結果(感想)について」でもありましたように、今後の新機種においてはミドルのヒット機が必須です。
導入前には粗利は大丈夫かとか不安の声もありましたがデータを見てもそのようなことはありませんでしたし、むしろこれからのスタンダードになっていきます。
今後販売されるミドルスペックの有力機種には遊タイムが搭載されていますが、ホールの主軸であるミドルでの設置割合が多くなると今まで以上に遊タイムの付加価値が浸透していくと思いますので、甘デジやライトミドルで見られた効果はミドルでも十二分に発揮されるでしょう。
4連休後の閑散期を乗り切り年末に繋がるよう、ミドルコーナーの立て直しに【新台効果×遊タイムの付加価値】の相乗効果を生かした戦略の練り直しも今一度ご検討されてはいかがでしょうか。
遊タイムの魅力をアピールして盛り上げていきましょう!
※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。