もう一度、コロナ対策を見直して
新型コロナウイルスの第三波が確実に広がっている。深刻な状況に陥った大都市圏では飲食店の夜間営業時間の短縮を促し始めた。病床も逼迫しているという。経済回復とウイルス対策の両立の舵取りに政府は四苦八苦し、世間では不満や不安、不平やストレスが折り重なるようにして人々の心の重しになっていく。
でもさすがに緊急事態宣言は出さないだろう。補償もエビデンスもなく無茶な休業要請は出さないだろう。果たして本当にそうなのであろうか。たかが3週間前までは東京や大阪で1日の感染者が500人をゆうに超えるなんて想像しえただろうか。もう3週間もすれば、1日1000人という数字にだって慣れるのではないか。当たり前のように緊急事態宣言が発布されるのではないか。そしてあの時のような、パチンコバッシングが繰り返されるのではないか。
そんなことはもう二度とない、などと誰が保証できるのか-
だからこそ、今一度全国のぱちんこ店には、最大限の努力を促したい。
コロナ対策の業界ガイドラインは常に更新され続けている。
9月3日に改定された最新版のガイドラインによれば、店内外のあらゆるシチュエーションや入店時の対応ばかりではなく、トイレやバックヤードの管理、営業に関する様々な場面での対応等、ぱちんこ店が取り組むべき対策が網羅されている。
大事なことはまず知る事である。政府の要請を受けた協力休業から営業が再開された時、全国のぱちんこ店はそれこそ全てのお店で、コロナ対策に真剣に取り組んだはずである。万が一にもクラスターを発生させてはいけない。感染拡大のハブになってはいけない。どこか戦々恐々としながら、また同時に高い責任感を持って取り組んできたはずである。
ところが、
いつの間にか入店時の検温は廃止された。お客様に不評だから。スタッフの人手が足りないから、いくつもある入口の制限なんて出来ないから。理由はいくつもあるが、しかし詰まるところ、ぱちんこ店の側にも「もう大丈夫だろう」という気の緩みは無かったか。
ウイルスも、ぱちんこ店に向けられた無意識の悪意やバッシングも、その緩みをついて襲ってくる。それくらいの自覚と覚悟を今一度持つべきだ。人事を尽くして天命を待つ。今できる事、今やるべき事をやり尽くして、それでもダメな場合だってある。しかし世間の空気がそうであったかのように、ぱちんこ店にも、ぱちんこ店に限らず多くの接客業でも、緩みはあったはずだ。
今一度引き締めよう。今だからこそ引締めよう。消毒、検温、清掃、間隔。
ぱちんこ店がいつでもいつまでもお客様にとって、安心して遊べる場所であり続けるために。
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