「P真・牙狼」~遊タイム&突然時短搭載~
皆様こんにちは。玉男です。
今回はサンセイR&D様の看板機種、「牙狼」シリーズの最新作「P真・牙狼」について考察していきます。
当機種は導入予定日が10/4、導入予定台数が15000台となっております。
「牙狼」シリーズは、サンセイR&D様はもちろんぱちんこ遊技機業界にとっても代名詞的版権といっても過言ではなく、その新機種の導入には大きな期待をせざるを得ないでしょう。
また、ぱちんこが新規則市場(いわゆるP機)になってからナンバリングタイトルとして続編が出るのはSANKYO・ビスティ様の「エヴァンゲリオン」シリーズに続き二作品目となり、市場のフィードバックを受けての続編開発という点にも注目です。
前作が少し残念な結果だっただけに汚名返上となるのでしょうか!!
それではスペックについて見ていきましょう。詳細は下記になります。
スペックは過去のシリーズ機を踏襲した50%突入のV確変ロングSTタイプです。
過去作からの変更点で特徴的なものは下記です。
①ラウンド振り分けを搭載し継続率を向上
②遊タイムを搭載
③突然時短を搭載
④SAを大幅に向上
~①ラウンド振り分けを搭載し継続率を向上~
前作の「P牙狼冴島鋼牙」では約80%であった継続率を、時短図柄と遊タイムを絡めて84%まで向上しています。
(時短図柄と遊タイムに関しては後述します。)
それに伴いラウンド振り分けを搭載しており、前作までの同シリーズのST機における「当れば○○発」というのがなくなってしまった点に関しては、ユーザー様の好みが分かれるポイントかと思われます。しかしながら、70%で最大ラウンドということで十分に偏りによる大量獲得も期待できる設計になっているともいえます。
~②遊タイムを搭載~
低確率時に900回転変動することで1200回の時短に突入します。時短1200回転以内に大当りする確率は約98%となっており、ほぼすべてのユーザー様が本機の魅力である高継続のSTをお楽しみいただけます。後述する突然時短と組み合わせることでさらに他の機種にはない長所としています。
~③突然時短を搭載~
本機の最大ともいえる特徴がST、時短抜け後の残保留4変動による時短図柄の抽選であると言えます。詳細については省略しますが、本機は電サポ終了後の残り4個の保留でのみ時短図柄を抽選しており、4変動での突然時短当選率は約4.5%となっております。(4変動で大当りも抽選しており、それも含めると約5.6%です)
時短図柄を搭載した機種は市場にもありますが、使い方としては初の試みで非常に斬新です。前作までの期待出来なかったガロパトチャンスを”真ガロパトチャンス”と銘打ちウリの一つとして昇華させました。ただ、前作までのガロパトチャンスの期待度(1/319を4回転で引く確率)1.2%に対して今作は5.6%。
どうでしょうか。開発目線で考えるとそこそこの思い切った数字なのですが、ユーザー目線で見たらどっちも引ける確率には思えませんね。
このあたりがユーザーとのイメージの剥離なのかもしれませんね。
話を戻します。時短図柄に当選すると、その後900回の時短に入りますが、これは低確率状態なので突然時短でもし大当りをひけなかったとしても、そのまま遊タイムに突入することになります。二つの時短の合計回数は2100回となり、大当り当選確率は99.86%となっています。
単に高確率やSTの回数で継続率を向上させなかったのは、様々な可能性が考えられますが、最も大きいと予想されるのは滞在時間ではないでしょうか。
ユーザー様の滞在時間が延びることでより持ち玉をアピールする時間が作れますし、ユーザー様一人当たりの遊技時間が延びることで、より長期に新規ユーザー様として本機に触れていただける副次効果もあると考えられます。
~④SAを大幅に向上~
営業資料によれば「P牙狼冴島鋼牙」が11だったのに対し、本機はSAを25まで向上させているとのことです。前作の弱点であった連チャン中の出玉速度に関して対処し、現市場でも後れを取らない出玉速度を実現してきたと言えるでしょう。
~最後に~
さて、今回は注目機種である「P真・牙狼」について考察させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
「牙狼」シリーズはモチーフとしても永くぱちんこ業界をけん引しファンも多い作品だけに、前作のフィードバックを受けたであろう今作がどのような稼働結果を残すのかは開発としても一ユーザーとしても非常に興味深く期待しています。
規則改正で新しい可能性やゲーム性を持った機種が続々と出てきて、今後も一人のユーザーとして楽しみです!それでは今回はここまでと致します。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
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