「PAフィーバーアクエリオン6 ALL STARS」~甘デジ+遊タイム~
皆様、こんにちは玉男です。
今回は三共様のヒット機種の甘デジ「PAフィーバーアクエリオン6bY」(※以下、アクエリオン甘と表記)について考察していきます。予定納入日が2020/8/16となっております。当機種は2020年3月に導入されました、「Pフィーバーアクエリオン6ALL STARS」※(以下アクエリオン6と表記)の甘デジタイプとなります。
アクエリオン6はミドルタタイプのV確変ST機で、「83%ループ×MAX出玉(1500発)比率80%」がウリの機械でした。またアクエリオンシリーズ3作品が共演し、更にぱちんこ専用ストーリー追加など、版権ファンからも注目を集めた機械でした。アクエリオン甘も基本となるスペックは同じV確変ST機となりますが、遊タイムを搭載している点が大きく異なります。
当サイトに掲載された記事で”遊タイムを普及させる為には甘デジタイプから”という趣旨の記事があります。
※参考URL:【高齢者を取り戻せ!!具体的な施策は!?】
基本的に私も同感です。最初からそうすべきという訳では無く、コロナ過による様々な影響を受けての結果論ではありますが、現状はミドルタイプの遊タイムを体感できたユーザーは少ないと思います。確率うんぬんでは無く、到達までの時間と投資を考えて、そもそも目指そうというユーザーが少ないのが現状です。
そうした理由から今回は当機種に注目致しました。
それではスペックを見ていきましょう。
①スペック考察
スペックは時短突破型タイプのV確変ST機(遊タイム付き)となります。時短突破型とは、特図1での大当り後にほぼほぼ時短に突入し、時短中に引き戻す(突破)事で確変を獲得出来るスペックです。以前紹介しました仕置人の甘デジタイプにかなり似ていますね。
「初当りの軽さ・遊タイムの到達回転数」はアクエリオン甘が勝り、「RUSH突入率・継続率・出玉性能」は仕置人甘が勝っています。といってもアクエリオン甘も甘デジとしては優秀な出玉性能であることは間違いありません。へその賞球が1個となっており、ベースを下げて出玉に還元していますね。
②遊タイムについて
アクエリオン甘は仕置人甘と比べてより遊タイムに重きを置いたスペックとしている印象です。仕置人甘は通常当り後の時短は一律で40回ですが、アクエリオン甘には振り分けがあり、最大で100回の時短がつきます。仮に時短100回をスルーしたらもう半強制的に遊技を継続するしかありません。どっからでも打ってもOKで打ち始めたら辞められない。なんというか、いい意味で蟻地獄みたいな印象をうけました。やはり225回という数字はすごく近い印象をユーザーは感じると思います。
ぶっちゃけた話、1/89で225回に到達するのも、1/319で約800回はまるのも確率は同じです。ただイメージの問題です。今までぱちんこ打ってきた経験で225回はまることなど日常茶飯事なはずです。
”甘デジでは”と考えたら少なくなりそうでが、”甘デジでは”とは考えないのがユーザーです。ポジティブに自分に都合の良い解釈をしがちです。そういういった面からこのアクエリオン甘は蟻地獄という印象です。ただ、到達率は甘デジでもミドルでも同じですが、投資金額と到達への時間には大きな差があります。この違いは非常に大きく、到達率は同じでも目指す人数の母数が大きく増えるので、結果的に遊タイムを体感する人数は増え、遊タイムという物がよりユーザーの中で認知される事と思います。
遊タイムまでの表示は、遊タイム突入までの回転数を液晶右下にカウントダウン表示します。電源オンオフ時は引き継いで表示されますが、遊タイムをスルーした後に電源オンオフしても報知がありませんのでご注意ください。
~最後に~
さて、今回の記事いかがでしたでしょうか。
う~ん。これがコロナ過での市場での遊タイムの評価から考えた戦略だとしたら、圧倒的スピード感と考察力に脱帽です。さすがは三共様といったところです。もちろん京楽様も。
仕置人甘に並ぶ注目機種ですので、ホール様においても要チェックをお勧め致します。それでは今回はここまでと致します。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
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