「Pとある魔術の禁書目録(インデックス)」~とあるシリーズ第1弾~

皆様こんにちは。玉男です。

今回は藤商事様の新機種、「Pとある魔術の禁書目録(インデックス)」について考察していきます。

当機種は導入予定日が11/2、導入予定台数が20000台となっており、既に完売したとの情報も入っております。

本機は有名版権「とある魔術の禁書目録」とのタイアップ機となっており、先日公開された藤商事様のPVでも「とあるシリーズ」と紹介されていたことから、続く「超電磁砲(レールガン)」や「一方通行(アクセラレータ)」への展開も期待されるシリーズ機の第一弾と予想されます。

今回は新規コンテンツである版権についても併せて考察していければと存じます。

それではまずはスペックについて見ていきましょう。
詳細は下記になります。

業界にいる我々はもちろん、一般のユーザー様に対しても説明不要といってもいいくらいの非常にシンプルなスペックです。

低確率は1/319.68のミドルスペックで、大当り後400玉を獲得して100%STに突入します。

STは継続率79%で、ラウンド振り分けも10Rか4Rの2種類。10Rを70%持っており、出玉も現行の最大です。

遊タイムという新しい要素も搭載されていますが、こちらもかなり市場認知が高まってきていると思われるのでユーザー様が「難しそう」と感じられる部分はほとんどないのではないでしょうか。

下記の項目で考察していきたいと思います。

①スペック設計について
②「とある魔術の禁書目録」という版権について

~①スペック設計について~

藤商事様といえば「緋弾のアリア3」や「地獄少女四」などのように、独自性のあるスペックに定評があるメーカー様という印象を持たれている方もいらっしゃると思います。

本機のスペックは複雑性の一切を排除し、ぱちんこユーザーであれば一目でゲームフローが理解できる設計となっていると言えます。

その理由として、強版権であることが挙げられます。

版権の知名度、人気から、ライトユーザーや新規ユーザーの方が触れる機会が多いと予想され、その際にスペックによって遊技意欲を削がないよう、あえて徹底的に分かりやすいシンプルなスペックにしているようです。

分かりやすいといっても魅力がないわけではなく、むしろ突入率・継続率・最大出玉比率などは、現行機の中でトップクラスに魅力的ではないでしょうか。

分岐を計算してみましたが、実際かなり甘い設計となっているため、通常時の演出次第で評価がかなり分かれることも予想されます。

また、出玉速度への訴求が重要な市場となっている中で154回転というロングSTを採用している点にも注目です。

本機も過去の藤商事様の機種と同じように3段階構成のSTとなっており、モードも4種類から選択可能と、長く色々な演出を楽しむことができるようになっています。

ST開始後の29変動はSAが62とのことで、偏ればかなりの出玉速度を演出できる要素も残してある点は魅力的です。

出玉速度をセールスポイントにした機種が台頭してくる中で、すぐに駆け抜けてしまうSTに疲れたユーザー様にとって住み分けが可能となるという意味では唯一性がある機種となりうるでしょう。

~②「とある魔術の禁書目録」という版権について~

ここまで本機の版権を「強版権」として紹介してきましたが、新規版権ですのでご存知でない方のために少しご紹介させて頂きます。

読み方は「とあるまじゅつのいんでっくす」で、2004年から続くライトノベルが原作の作品です。

漫画化、アニメ化、ゲーム化など様々なジャンルで展開されている作品で、一昨年の10月から昨年の4月までアニメの3期が放送されていました。

版権を用いて遊技機化する際、開発としては様々なメリットがあります。

  • 版権のファンの稼働に期待できる
  • アニメ・ゲーム作品であれば映像素材の流用が可能=描き下ろしなどで他の演出のクオリティに投資できる
  • 世界観や設定が既に構築されているため、演出としての役割を持たせやすい

などなど・・・。

特にこの作品は長期間続いているため、固定のファンはもちろん「名前は知っている」「見たことがある」「美琴がかわいいのは知っている」などライトなファンも多くいる作品で、版権による誘引力はかなり高いと予想されます。

また、シリーズ累計発行部数は3000万部を超え、ライトノベル部門の一位の座を不動のものにしています。

これは無料で見られるTV放送と違い、実際にお金を払うファンが非常に大勢いることを表しています。

「コンテンツに対して投資する」という意味で言えば、非常に高い集客力を持ったコンテンツであると言えます。

更に、藤商事様の営業資料には「とあるシリーズ」として第三段まで開発していることを伺わせる記載もあります。

スピンオフ作品として「とある科学の超電磁砲(とあるかがくのれーるがん)」と「とある科学の一方通行(とあるかがくのあくせられーた)」が既にアニメ化されており、今後この2作品が出てくる可能性が高いと考えられます。

特に「とある科学の超電磁砲」は主題歌の「only my railgun」はオリコン3位、先日放送されたアニソン総選挙でも6位になるなど抜群の知名度があり、こちらの方が好きだというアニメファンの方も多いようです。

このように、この作品はいわゆる「人気アニメ」という枠を超えた作品であると言えます。
藤商事様も非常に真剣に開発されたというのが伝わってくる機種かと思います。PVの社長直筆メッセージは鳥肌が立ちました…

シリーズとしての開発を念頭に置かれたビッグコンテンツであるとお伝えできていれば幸いです。

~最後に~

さて、今回は「Pとある魔術の禁書目録」について考察させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

版権を使用して遊技機を作る際、しばしば「○○のぱちんこを作る」と「ぱちんこを作るために○○(の素材)を使う」に分かれます。

本機の開発思想は前者だと思われ、版権のファンを第一にした設計であると思われます。

きちんと版権の持つ魅力を最大化することができていれば、新規・既存問わず多くの支持を得られるでしょう。

非常に甘いスペックがどこまで通常時の遊技に影響を及ぼしているのかが最大の懸念であると言えますので、その点の見極めがこの機種とシリーズ機の命運を左右するでしょう…。

通常時も新規ユーザー様にやさしい設計であることを祈りましょう。

それでは今回はここまでと致します。

 

次回もどうぞ宜しくお願い致します。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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