「P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」 ~ エヴァから始まる新しい遊技体験を ~
皆様こんにちは。玉男です。
今回はビスティ様の新機種、「P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」(※以下、エヴァ15)について考察していきます。
当機種は導入予定日が1/11となっております。導入予定台数は30000台です。
ビスティ様のキラーコンテンツであり、人気タイトルの最新機種となります。
系列であるSANKYO様は、「Pガンダムユニコーン」(※以下、ユニコーン)を始め、「P革命機ヴァルヴレイヴ2」「P宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」など、非常に良好な稼働実績を残した機種を、立て続けにリリースしています。市場をよく理解して開発しておられる証拠だと思います。
固定ファンの多いタイトルが、激化するスペック競争にどのような形で参戦するのか、下記の項目で考察していきます。
①他機種比較
②新筐体
③CM
それではスペックについて見ていきましょう。
詳細は下記になります。
ミドルスペックの王道V確ST機となっています。
STの継続率は約81%で、最近のスタンダードとなっている「81%継続×ALL1500発」の機械となります。
意外にも1種2種混合機以外ではこれが初めてとなるので、打感などは実際に打ってみると違いがあるかもしれません。
3%で最大獲得しつつ直行するルートは持っていますが、基本的には450発を獲得して56%の確変を引くか、時短100回で引き戻せばSTに突入するという王道V確STのフローなので、ユーザー様の混乱なども少ないでしょう。
時短引き戻しも含めた突入率は約70%となり、81%×ALL1500の中では最も高いです。
コンテンツ・スペックともにおなじみといえる安心感のある機械といえるでしょう。
また、「P新世紀エヴァンゲリオン シト、新生 決戦W」で搭載されていた”確変中の特図1で通常だった場合、時短500回が獲得できる”という、いわゆる「へそ落ち」への救済は今作でも搭載されているようです。
今作ではさらに、V入賞のタイミングが全部で3回あり、確変大当りでV入賞を逃してしまった場合もケアしているとのことです。
こういったユーザー様の不利益防止を率先して搭載する取り組みは、非常に好感が持てます。
開発視点で見ても特に不適合や攻略のリスクはないので、よりユーザー様のためにできることがないかと日ごろから模索されているのだと考えられます。
~①他機種比較~
今回は同じ「81%継続×ALL1500発」ということで、ユニコーン、サンセイR&D様の「P牙狼 月虹の旅人」(※以下、牙狼)、サミー様の「P北斗の拳9 闘神」(※以下、北斗9)と下記の表で比較してみたいと思います。
※低確率や特図2の出玉など、共通する部分は割愛します。
※出玉はすべて払い出し
※継続率は一律81%
エヴァ15で特筆すべきは突入率の高さと、そこからくる全体的な甘さです。
突入時という意味では3000発を搭載しているユニコーンも甘い方ではありますが、連荘に入るかどうかでかなり変わってくるのがわかると思います。
また、牙狼は最後に1500発もらえるという点で連荘中の平均出玉は一番多いですが、突入率の低さや初回出玉の少なさで突出して甘いというわけではありません。
牙狼のみ遊タイムがあるため、この表だけ見ての単純な比較はしてはいけませんが、遊タイムの期待値を追いかけないオールドファンに対しては、遊タイムを搭載せず初当りを甘くするというのは理にかなっているという感じもあります。
他に目立つ部分としては高確率の重さです。
エヴァ15は比較した機種の中で最も重く、ロングSTの形式を採用しています。
この点は最近激化している時速競争の中では埋もれてしまう可能性があります。
コンテンツとしてしっかり演出を楽しみたいというユーザー様も多くおられるのでそれほどのマイナスにはならないと思いますが、特に20時以降の稼働で牙狼やユニコーンなど速さの実績がある機種に回遊が見込める配置や構成が望ましいのではと考えます。
~②新筐体ついて~
今作から新しい汎用枠「BIG IMPACT」を導入されるということで、枠についても考察していきます。
まず最も印象的なのがハンドルの位置です。
枠の中央に取り付けられた、左右どちらの手でも遊技可能なハンドルとなっています。
操作感としてはラジコンのコントローラーに近い感覚といえます。
これまでにない感覚ですが、腕を置く場所があらかじめ供えられているためそれほど疲れを感じないよう配慮がなされています。
汎用枠というのが「エヴァンゲリオンシリーズの」という意味なのか、そのほかの同社の機種にも対応しているのかはわかりませんが、慣れないものへの抵抗を早期に払拭するために、なるべく多くのユーザー様に触っていただく必要があるでしょう。
それを踏まえての30000台ということなのだと思います。
ハンドルに付随して、スマホスタンドも用意されており、メーカー側としては「スマホ操作がしやすい」というのをウリの一つとしているようです。
これに関しては賛否両論あり、特に「液晶の演出を見なくてもいいということか」という意見はもっともだと思います。
ぱちんこは当落までに演出でドキドキするのも遊びの重要な要素です。
メーカー側がそれをスマホに丸投げするというのは、あまり褒められたものではないというのが率直な感想です。
ユーザー様の中にはメーカーの本気感を重視する方もいらっしゃるでしょう。
こういった方にマイナスにとらえられる可能性があるため、あまり宣伝すべきではないと考えます。
枠上部の右側には巨大な初号機の頭部がついており、他の枠でハンドルがある位置にはレバーがついています。
演出面での効果は高いと思いますが、慣れるまでには少し時間がかかるかもしれません。
液晶演出についても、最新の制御チップと大容量のROMによって大幅に改善されているとのことです。
映像はフルリメイクとのことで、2D、3Dともに美麗な演出を搭載しています。
特に今回新しく追加された「最終号機」と「無号機」という二つの機体もあるようで、原作ファンのみならず、ロボットのバトルが好きなユーザー様には非常に満足感を感じていただけるのではないでしょうか。
時速の欄でも触れましたが、「新世紀エヴァンゲリオン」にはコンテンツの魅力を求めるファンの方が多いと思います。
ぱちんこは、最終的には出玉を求めるものですが、その過程でどれだけ楽しめるかも稼働においては重要な要素です。
美麗で迫力のある映像は、必ず稼働を後押しする要因として働いてくれるでしょう。
~③CMについて~
営業開始からすぐにTVCMの放映が開始されました。
ユニコーン同様、メーカーの気合を感じられる一つの指標になると思います。
(マクロスF4はCMやってないですし)TVCM効果についてはまだ不確かな部分がありますが、直近でCMを放映していた機種はどれも好調な稼働実績を残していることから、少なからず効果はあると考えます。
特にエヴァンゲリオンシリーズは歴史の長いコンテンツです。
休眠層やコロナで自粛中のユーザー様の誘因には十分に効果が見込めると思います。
~最後に~
さて、今回は「P新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~」について考察させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
ビスティ様の説明不要のキラーコンテンツですが、スペックも枠も進化し続けていると思います。
もちろんそのままでも十分に稼働が見込める仕上がりだと思いますが、前述したとおり速さや遊タイムなど持ち合わせていない特徴もあります。
価値観が非常に多様化していますので、一つの機種ですべてのユーザー様を満足させるのは事実上不可能です。
エヴァ15を好まないユーザー様が何を好むのか、きちんと見極めた上で牙狼やユニコーンなどと共存していければと思います。
ちなみにJAM Project様の楽曲に「未来への咆哮」(読み方も同じ「あすへのほうこう」とのことです)がありますが関連はわかりませんでした。
搭載されていたらそれだけで遊技動機になるユーザー様もいらっしゃると思うので期待したいです(笑)
それでは今回はここまでと致します。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。