「P貞子3D2~呪われた12時間~」 ~ 遊タイム&突時搭載機 ~
今回は話題の新機種、高尾様の「P貞子3D2~呪われた12時間~」(以下、貞子3D2)について考察していきます。
当機種は予定納入日が2020/7/19、販売台数が甘デジ込みで約8000台となっております。
当機種は遊タイム搭載機となっており、また業界初の新機能を搭載しております。
詳しい解説は後述致します。まずはスペック詳細からどうぞ
スペックは上記の通り、 V確変STタイプとなっており右打ち中の最大獲得数が約1350発、ST継続率が約81%と別段特徴的なスペックではありませんね。
当機種の特徴は右打ちでは無く通常時にあります。
それが当機種のウリ文句である【3つの新体感SPEC】となっています。
①遊タイム搭載(最短到達・最長作動回数)
②突然時短機能搭載(現段階で業界初)
③通常当り後の電サポ回数100回超え
一つずつ考察していきましょう。
~①遊タイム搭載(最短到達・最長作動回数)~
最短到達とは上記スペック表の遊タイム到達までの回数が800回の事を指します。最短到達の定義はあくまで1/319.68というスペックでは、という意味であり他機種と比べてという意味ではありません。最長作動回数とは遊タイムの回転数の1214回転の事を指しています。こちらも同じく1/319.68というスペックでは、という意味であります。遊タイムの詳細な説明は以前の記事にありますのでよろしかったらそちらもご覧ください。
過去記事【天井付パチンコを解説付きで先読み!果たして使える機械が出てくるのか?】
ちなみに現在設置されている藤商事様の「P リング呪いの七日間2」と比較してみます。リングは1/319.7の機種で遊タイム到達までが885回、作動回数が1214回となっています。作動回数は同じ上限値ですが、到達回数は貞子3D2の方が85回少なく遊タイムに到達しやすい設計となっていますね。またV確変機であるため、遊タイムでの大当りの恩恵が大きく、積極的に狙うユーザーもいそうですね。
遊タイムまでの表示ですが、遊技中は液晶上に現在の回転数を表示します。
~②突然時短機能搭載(現段階で業界初)~
通常時に突然時短に当選すると21回の電サポが付与されます。電サポ中に当たればRUSH確定となります。仮にスルーした場合も遊タイムまでの回転数が追加投資無く減算できるというシステムです。力の入れどころが通常時に不定期で訪れる新しいシステムでまるでパチスロのチャンスゾーンのような斬新なゲーム性といえるでしょう。
以前の私の記事で突然時短機能を使った機種の未来予測をしましたが今回の貞子3D2の機能はドンピシャでしたねw
今後のモチベーションになります!
突然時短機能の説明や未来予測の記事もよろしければご覧ください。
過去記事【突然時短機能付きパチンコを解説つきで先読み!果たして使える機械が出てくるのか?】
過去記事【「定番機種×新解釈基準」を解説つきで先読み! どんな機械が出て来そうか?パート1】
一点言及するならばシステムは新しく、訴求力はあると思いますが確率が重たいです。
突然時短当選確率が1/282.4と大当り確率とさほど差がありません。
ユーザー目線で考えたら、「これ引くなら大当り引きたいわ~」って思ってしまう確率ですね。
新しいシステムなので、この機能を引きたいと思わせる事、かつ実際体験させる事を考えるならば確率はもう少し頑張ってほしかったですね。贅沢いうなら2桁台がいいな~w
~③通常当り後の電サポ回数100回超え~
こちらは文章そのままですね。解釈基準改正により時短回数の上限が無くなりましたので100回を超える時短が認められています。貞子3D2に関しては114回となっていますね。
回数が多い分、引き戻し確率も高めです。(約30%)
スルーしてしまっても遊タイムの減算をしていますし、そもそもが到達しやすい設計ですのでユーザーに取っては願ったり叶ったりの機能ですね。
こちらの説明も記事がございますのでよろしければご覧ください。
過去記事【時短回数と確変リミッターの緩和を解説付きで先読み!果たして使える機械が出てくるのか?】
~最後に~
さて、今回の記事いかがでしたでしょうか。
ぱちんこ開発の一番の課題は、“お金が減るつまらない通常時”をいかに楽しんでいただき、遊技していただくか。
貞子3D2は新解釈基準でこの課題に対し新たなチャレンジをしている機種だと私は感じます。
コロナの影響により導入予定であった多くの遊タイム搭載機が見送りになってしまい、メーカーもホール様もまだ遊タイムの真価は測りかねている状況です。
ですが徐々に稼働も戻りつつあり、遊タイム搭載機も導入されてきます。
後段には斬新な機能を搭載した機種が沢山あります。
貞子3D2を筆頭に、ぱちんこに新たな旋風を巻き起こしてくれることを期待しましょう。
それでは今回はここまでと致します。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。