「P牙狼 MAXX」 ~初代XX、凱旋。~

皆様こんにちは。玉男です。

今回はサンセイR&D様の新機種、「P牙狼MAXX(エム・エー・ダブルエックス)(以下、P牙狼)」について考察していきます。
当機種は導入予定日が4/19、導入予定台数が約30000台となっております。

メーカー様自らが「本命」と謳うだけあって、かなりハイスペックな機械に仕上がっているようです。
時速48000発とのうわさもあり、非常に注目されている機種と言えるでしょう。
今回は現在稼働しているミドルスペックとの比較も交えながら、P牙狼のスペック的な特徴を考察していこうと思います。

それではスペックについて見ていきましょう。
詳細は下記になります。

初代「CR牙狼XX」(※以下、初代)を彷彿させる、シンプルかつ破壊力が想像しやすいスペックではないでしょうか。
戸惑うところがあるとすれば「本当にそんなスペックできるの?」「なんで今までの牙狼シリーズでやってこなかったの?」というところかと思いますが、実現できるようになった理由も含めて、下記の項目で考察していきます。

①内規総量
②他機種比較

~①内規総量ついて~

そもそもぱちんこ遊技機において、クリアしなければならない指標に内規総量というものがあります。
これはメーカーの組合団体で定められたもので、下記の項目をすべてクリアしなければ、出玉試験に合格しても販売することができません。

もっとも有利な状態(確変や1種2種混合機の時短)から通常に戻るまでの払い出し出玉の期待値が6400以下でなければならない

1種2種混合機の場合、上記の期待値に初回払い出し出玉を足したものが7200以下でなければならない

などなど…
この項目自体に変更はありませんが、先日ループタイプへの計算方法の見直しがありました。
細かい計算方法の話は割愛しますが、端的に言うと「ST機が有利だったのでループ機の計算方法を変更することで差分を是正した」形になります。
他のブログやYoutubeの動画などで「内規が緩和された」という表現が使われていることがありますが、正しくは性能を揃えただけですので、ST機に変更はありません。

話を戻します。
計算方法の見直しが入り、より魅力的なループタイプを開発可能になりました。
初代が新規コンテンツでありながら、その圧倒的速さと出玉感で有名になった経緯もあり、P牙狼で初代を再現してきたというところです。
正直、開発としては前述の計算方法見直しの話が出たときから、次の「牙狼」はこれしかないと思っていたのであまり驚きはありませんでした(笑)

「牙狼」というコンテンツも影響し、間違いなく初代を思い出す出玉感を創出してくれるでしょう。

~②他機種比較について~

今回は意識して開発したであろう初代と、SANKYO様の「P アイドルマスター」(※以下、アイマス)、平和様の「P JAWS3」(※以下、JAWS)SANYO様の「P 大工の源さん 超韋駄天」(※以下、源さん)の4機種と比較してみたいと思います。

それぞれ比較機種の中で最も数値が高いところを赤くしています。(※初代は時代が違うので除外)

・初代との比較
初代はMAX機である為、もちろん出玉性能では劣りますが、1/320である事と遊タイムが搭載されている事を加味すれば相当優秀であると言えます。
出玉をどこで吸収しているかと言うと、「初回出玉」と「特図2の出玉」であることがお分かり頂けると思います。
払い出し1500発は現行の上限ですし、初回450はやや少ないものの他機種の実績から稼働に大きくマイナスになることはないかと思われます。
ほとんど初代とそん色ないと言えるスペックに見えますが、懸念があるとすれば初代との思い出補正による比較です。
ゲーム性やスペックの細かい数字が近いため、「やっぱり初代と比べて少ないなぁ」という印象は抱かれる可能性があると考えます。

しかしながら、現行最大の10Rで行われるスピーディな連チャンと、(おそらく)こぼしの非常に少ないアタッカーによって、初代より出玉感を感じられると思いますので、仮にアタッカー付近で削れそうだったとしても、当面の間は触らない方がよいでしょう。
速度を演出して「初代よりもいい」というユーザー様を増やし、初代同様の鉄火場を創出することが第一目標になるかと思われます。

・アイマスとの比較
業界唯一の、連チャンモードをストックすることが可能という、非常に特徴的なスペックのアイマスと比較してみたいと思います。
アイマスのゲーム性の詳細については過去の記事をご覧ください。

過去記事:「Pフィーバーアイドルマスターミリオンライブ!」~New SPEC  Vループストック~

アイマスは特図1の時短中にストックしたループの数によって期待値が大きく変わります。

ざっくりと計算すると、P牙狼はアイマスでVループを2個ストックした時以上の出玉感を与えることが可能と分かります。
また、発生確率でいえば、アイマスは初当りの約19%でVループを2個ストックするのに対し、P牙狼は初当りの50%でそれ以上の出玉感を与えることができるということで、いかに強力かお分かり頂けると思います。
アイマスの特徴としては、スランプの荒さが挙げられます。
Vループ×1個でも50%の1500発を引き続けたり、逆にV4個でもすべて3R通常の2000発程度で抜けてしまったりと、非常に悲喜こもごもな体験をユーザー様に提供できます。
P牙狼は出玉の波が連チャン数によってしか作れないため、その点はアイマスとの違いです。
ALL1500発払い出しと言う安心感のP牙狼と、跳ねれば見たこともない大量獲得(ネット情報では9万発報告もあるそうです)の夢があるアイマス。
どちらが優れているという話ではなく、ユーザー様が気分で選択できる程度に共存させることが重要ではないかと考えます。

余談ですがアイマスは今年に入ってから出た機種の中で、最も初動がよかった機種です。
Vループ×4個の夢を追い求める荒波好きなユーザー様や、版権好きの方が多いという示唆ではないかと思われますので、慎重な入れ替えが必要でしょう。出玉速度も文句なしですし。

・JAWSとの比較
JAWSは約80%の継続率でALL1500発払い出し、突入率も約50%とP牙狼と比較して似ているところが多い機種です。
初回出玉はJAWSの方が大きいですが、150発なので誤差範囲でしょう。
最も大きく異なる点は突破型ST機であるという点です。
SANKYO様の「CR戦姫絶唱シンフォギア」で認知を大きく広げた1種2種×突破型STですが、必ずチャンスがもらえることと、RUSH突入時にある程度出玉を持った状態から開始できることもあり、ユーザー様からの評価は高いと言えます。
ただし、JAWSの突破は時短1回+残保留4回という短いもので、ST回数もそれに合わせて短く設定されています。(8回+4回)
この短いSTのハズレを高速で消化すると、連チャンの満足感が与えられないためある程度の時間をかけて消化しますし、STなので当然、当るか外れるかのリーチが発生します。
JAWSも疑似変動を繰り返し、リーチ→ジャッジを行う普通のSTとして演出していますので、出玉速度という面では特筆すべき性能はありません。
更にST機と言うことで抜けるときに出玉が得られません。この点はループであるP牙狼との大きな差と言えるでしょう。

JAWSのスペックを好むユーザー様が、ほとんど同じスペックで圧倒的速度を持つP牙狼へ回遊される可能性は非常に高いでしょう。
もちろん突破型やSTを好まれるユーザー様も多くいるので、単なる上位互換として捉えないことは重要ですが。

・源さんとの比較
源さんの強みと言えば圧倒的高継続と速度でしょう。
遅い機種ばかりだったP機に、京楽様が「P必殺仕置人」で速さをアピールしたのもつかの間、その2倍以上の速度で連荘し続けるスペックは非常に多くの支持を集め今なお高稼働を維持しています。
半面、1回の大当りによる出玉やアタッカーの賞球が少ないため、よほど連荘しない限りは出玉感を体感する前に連チャンが終わってしまうということもしばしばあります。
P牙狼は源さんの圧倒的強みであった出玉速度を更に超えてきました。
1500発の大当りが「1G連」し続けるわけですから、これを超えることは事実上不可能で、速度、出玉感としてはこれ以上ありません。
演出も、おそらく大当りでラウンドバトルを行うと思われるので、何が起きているか分からないという「ユーザー様をおいてけぼり」にすることもないでしょう。
また、大きく異なる点として遊タイムの有無があります。
現在市場にある多くの機種で、遊タイムがあるために夜稼働が伸びないという状況下続いていると思います。
P牙狼はRUSHに入った時の速度が非常に高いので、他の機種よりは積極的に稼働するかもしれません。しかし夜稼働、特に20時以降については、やはり遊タイムのない源さんがまだ有利といった印象です。

~最後に~

さて、今回は「P牙狼 MAXX」について考察させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
押しも押されもせぬ歴史的名機である初代に限りなく近づけた、文句なしのハイスペック機だと思います。
ぱちんこはエンターテイメントですので、当然出玉性能が稼働のすべてではありませんが、初代の実績に現代のサンセイR&D様の技術で作られた演出が搭載されるとなると、期待が上がるのも頷けます。
出玉性能が高いということは、ボーダーが低く、スタートが回せないということでもあります。
初代もそれは同じだったはずですが、決定的に違うポイントとして遊タイムの存在がありますので、遊タイムを利用しつつ運用する手腕が求められる、機種と言えそうです。
それでは今回はここまでと致します。

次回もどうぞ宜しくお願い致します。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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