「PぱちんこGANTZ極」~出玉、極まる~
皆様こんにちは。玉男です。
今回はオッケー様の新機種、「PぱちんこGANTZ極」(※以下ガンツ極)について考察していきます。
当機種は導入予定日が4/5、導入予定台数が約8000台となっております。
ガンツ極は前作である同社の「PぱちんこGANTZ2」(※以下、前作)のスペック変更版と思われます。
それではスペックについて見ていきましょう。
詳細は下記になります。
(上表のEXは小当りRUSH)
GANTZシリーズといえば小当りRUSHのループ機ですが、ガンツ極は内規総量の計算方法を見直し後の小当りRUSH搭載機、第1号となっています。
まだ映像などは出ていませんが、入手した情報によると演出面はほぼ前作と同じとみてよさそうです。
なぜスペック変更版を出すに至ったかも含め、下記の項目で考察していきます。
①内規総量
②他機種比較
~①内規総量ついて~
以前投稿したサンセイR&D様の「P牙狼MAXX」の記事内でも触れましたが、ぱちんこには試験とは別に「内規総量」というものが定められています。
先日、この計算方法に関して見直しがありましたが、ガンツ極にかかわるところは二つあります。
・ループタイプの計算方法見直し
・小当りRUSHタイプの計算方法見直し
詳細は割愛しますが、どちらも以前より多くの出玉を獲得することができるよう見直されました。
小当りRUSHの期待値は、これまで「入賞個数×アタッカーの賞球(払い出し)×小当り回数」で求められており、それが1500を超えてはならないという取り決めでした。
計算方法の見直しが入り、ここから「こぼれる玉を引いて計算する」となりました。
例えば小当りRUSH中に大当りするまでに300個こぼれるとすると、以前の計算方法であれば1500-300=1200個までしか出玉を出せなかったのです。
しかしこぼれる玉を計算から除外して良くなったということは、その分ギリギリまで玉が出せるということです。
どの程度こぼれるのかは各メーカーにしか分からないため計算はできませんが、ガンツ極は資料によれば出玉の期待値は1500個とのことです。
ループタイプも以前までよりRUSH中に出せる玉の量が増えたので、ガンツタイプは最も強く恩恵を受けるタイプであると言えます。
今後このタイプは各社リリースしてくると思われますので、先陣を切るためにも、今回は新機種ではなくスペック変更と言う速度重視の手段をとったのだと思われます。
~②他機種比較について~
今回は前作と、直近で同じ確変ループ+小当りRUSHとして導入された、大都技研様の「PRe:ゼロから始める異世界生活」(※以下、リゼロ)と比較してみたいと思います。
・前作との比較
前作と比較して良い点は、まず確変割合が上がっている点です。
前作は小当りRUSHに入ってもその状態が継続しづらく、その代わりに入口と出口の両方で1500個取れるという設計でした。
ガンツ極では通常時の特図1からの突入がほぼ2Rであることに加え、RUSH抜け時の大当りも2Rで、最悪の場合600個しかとれません。
その代わりに、70%で継続するだけで約3000個がループすることになるので、より波を荒くしてきたという印象です。
RUSH TYで換算しても、非常に強力になっていることが分かります。
・リゼロとの比較
リゼロは導入時期で考えると、計算方法の変更前に適合していた機種と思われます。
当時の現行最高出玉スペックで、期待値約6400個をウリとしていましたが、RUSH単体で見ると5735個となります。
ここに時短での引き戻し、さらに白鯨攻略戦のループを加味すると約6400個になるので、当時は確かに最高性能でした。
ガンツ極は継続率が同じで単純にアタッカーの出玉量が増えているという印象です。
そのかわりに突入率が低くなっている点と、時短回数の振り分けが厳しく引き戻しがほぼ発生しない点が違いとして挙げられます。
小当りRUSHの出玉を強力にした分、突入率、初当り出玉、RUSH終了時の大当り出玉が下がっているのがお分かり頂けると思います。
~最後に~
さて、今回は「PぱちんこGANTZ極」について考察させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
「小当りRUSHと言えばこの機械」と言う印象を持たれている方も多いと思われますし、今回のスペックはそれに応える形で非常に尖ったものに仕上がっていると思います。
P牙狼MAXX(※以下、P牙狼)と比較しても、5,000発以上到達率はガンツ極の方が高く出ています。
初回出玉の少なさ、突入の厳しさ、遊タイム中の大当り期待値の差で、ガンツ極は数千発レベルだとP牙狼と比べ弱いです。しかし出玉性能が強いので、RUSH入れば強いというのがシミュレーションの結果で出ていると思います。
しかし、RUSHに特化させすぎた感が強いのがユーザー様にどう評価されるのか。
今後総量計算変更によって小当りRUSHは増えてくる予想ですが、重要な試金石になる機械だと思いますので、動向には注目していきたいと思います。
それでは今回はここまでと致します。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
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