導入レポ ~「Sマジカルハロウィン~Trick or Treat!~」編~

今回は、コナミアミューズメント様の6.2号機「Sマジカルハロウィン~Trick or Treat!~」が全国のホール様に導入されましたので、導入直後の状況について、実際に打った感想や全国平均のデータを基に下記の項目で考察していきたいと思います。

※掲載しておりますデータや数値は全て先読み通信調べとなります。ご了承ください。

~①基本情報の振り返り~

本機は9/21(火)に全国のホール様に導入されました。導入台数は約5000台との事です。
基本情報は過去記事に記載していますが、ボーナスの振り分けが明らかになっていますので記載しておきます。

【過去記事】「Sマジカルハロウィン~Trick or Treat!~」~新基準6.2号機 有利区間3000G対応!~

同色BB:異色BB:RBの比率にすると1:1.3:2.1(設定1)程。
マジハロ5(1:1.1:2)とほぼ同等の比率となっております。
ART純増は約1.0枚ですが、ボーナス込みのART純増は概算で1.6枚強程と見込まれます。
こちらもマジハロ5と同等です。

~②初日のデータの考察について~

初日の稼働は約17,000枚弱でした。若干寂しい感じもしますが、要因はいくつか考えられます。
一つは5号機のマジハロ5が現役で稼働中なのと、もう一つは最近の6号機の中では設定判別がしづらい点がマイナスに働いたと考えられます。
また、「マジハロ5の正統後継」だけに、新台としての目新しさが薄いのも初動に関しては裏目に出てしまったかも知れません。

玉単価は2円中程でしたが、低ベースとはいえボーナスやARTの初当たりが軽いので、高コイン単価を求める機械ではなく、マジハロ5同様遊びやすい機種と考えると、概ね予想通りの値かと思います。

6号機が不利な状況且つ、マジハロ5が平均以上に稼働しているので、初期稼働はさほどよくなかったですが、そこまで悲観するほどでもないと思います。
来年1月に向けてマジハロ5が外れることを考えると、マジハロ5を打っていたファンもこちらに流れてくるでしょう。
遊びやすいスペックですので、高設定を投入しても暴れ幅は少ないと思います。
マジハロ5が外れた後もそのポジションを受け継いで長く稼働してくる機種と思いますので、長期運用を視野に入た育成効果も十分期待できます。

~③実際に打ってみて~

さて、「Sマジカルハロウィン~Trick or Treat!~」(以下、マジハロToT)の魅力はどこにあるのか?
実際に打ってみた感想です。

ゲーム性に関しては「マジハロ5の正統後継機」の謳い文句に偽りはなく、マジハロシリーズファンには支持されることは間違いないと思われます。
基本的なゲームフロー以外に演出自体も諸々継承しており、これを「○なじみ易い」「×新台感が無い」と取るかは微妙なところではありますが、筆者は好意的に見ています。
また、BB中の楽曲が歴代シリーズの全楽曲からセレクト出来たり、豊富なカスタムもファンには嬉しいポイント。周りを横目でチラチラと見やる限りでは、結構カスタムして打っている方が多い印象でした。

打った感じはほぼ5号機のイメージ。
6号機はパチスロを「打たされている」イメージが強い機種が多かったのですが、マジハロToTはパチスロを「打っている」実感があります。
基本的に引き次第で何とかなる感じを強く受けました。
ほんの一例として、機種名にもなっている新要素の「Trick or Treat」。
ここでレア役を引ければ、「キングカボチャンス」当せん等の大量出玉の契機が得られます。
そんな「ここぞの引き」や「己の感」が重要な要素が豊富なので、チャンスはいつでもやってくると期待感があります。

一方、出玉スピードは純増1枚のARTなのでまったりとした感じになり、6.1号機までであれば有利区間完走で2400枚に届かない恐れがありましたが、マジハロToTは6.2号機基準(有利区間が3000G)の為、完走時には2400枚まで取り切れます。
低純増でも2400枚取り切れるようになって初めて「マジハロ5の正統後継機」が作れるようになったと言えるでしょう。
6.2号機の利点を上手く活かした設計にしていると思いました。

~最後に~

6.2号機と言えば、初の6.2号機として「Sうしおととら 雷槍一閃」(以下、うしおととら)が導入されています。
AT純増約2.7枚、天井が約700Gの突破型ですが、天井での当たりからでも残り800Gあれば2200枚程取れますし、浅いゲームでAT当せんした場合でも有利区間は引き継がずにリセットする仕組みですので、残念ながら6.2号機の恩恵を活かしきれていないようです。
もちろん有利区間リセット後のAT引き戻しを重視しているのは理解できますが、折角3000G使えるのですから、2000G超えまで有利区間を引き継ぐ事により、より豊かなゲーム性を持たせることも可能だったのではないでしょうか?
ゲーム性も出玉性能も良さげなのですが、「6.1号機から急遽6.2号機に変更」した感がどうしても否めません。
その点、マジハロToTは6.2号機の恩恵を上手く活かせたので、上述したとおり、今なお人気のマジハロ5に寄せれたのではないかと思います。

6.2号機はまだまだこれからの領域です。各社とも3000ゲームをフルに使ってのスペックを多々検討している事でしょう。
(2200Gが本天井で、そこまではモードが下がらないとか…スパンは短くなってしまいますが、「沖ドキ!」のようなモード移行も可能かもしれません!?)

マジハロToTは、低純増でも楽しめるA+ARTが作れるという6.2号機の一つの可能性を見せてくれました。
今後の各社の6.2号機に注目です!

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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