導入レポ ~「Pぱちんこ劇場版魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえVer」編~

皆様こんにちは。玉男です。

今回は以前当サイトでもご紹介させていただきました、京楽様の「P 劇場版魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえVer」(※以下まどマギ甘)が全国のホール様に導入されましたので、導入直後の状況について考察していきたいと思います。
(過去記事はこちら

まずは基本情報を振り返ります。本機は10/19(月)に全国のホール様に導入されました。
導入台数は約15000台と、甘デジの中ではかなり多い部類に入ります。
ファンが心待ちにしていた版権の甘デジということで、ホール様の期待が表れていると思います。

しかし、現在の稼働はまずまずといったところですが粗利が取りにくいというホール様の声も聞こえていますが、突入を絞って爆発力に振った出玉設計と遊タイムの関係についても考察していきたいと思います。

それではスペックのおさらいです。
詳細は下記になります。

~遊タイムについて~

本機は300回転という甘デジでは最も深い回転数に遊タイムが設定されています。
到達率は約5%と低いですが、次回の特2大当りがほぼ確定するという強力な性能であるため、大当りよりそこに期待して打つユーザー様も多いようです。
せっかく甘デジで当りやすくなっているのに当らないことを願って打つという、本末転倒な気持ちが生まれてしまうのは遊タイム搭載の甘デジのジレンマですが、逆にいえばミドルスペックよりも遊技動機として強い効果を持っているということです。

遊タイム搭載の機種は何機種か導入後レポートを記載しましたが、すべての機種で「回らない」という印象を与えているようです。
また、中途半端な回転数からだと打ちたくないという気持ちや、そもそも大当りからの突入率が低いなどの要因もありますので、稼働を促進する上では「より積極的に遊タイムを目指してもらう」という戦略が今後必要になるかと思います。

現状までの本機の稼働状況は、コロナ禍の影響があるとはいえ想定より低いです。しかし初日~三日目までのデータを並べてみると稼働の落ち幅は少ないのでまだまだ可能性はあると思います。

甘デジとしてはまずまずなのですので、導入規模と低い粗利を考慮すると、もう一段階稼働を伸ばしたいところです。稼働が大きく伸びない理由として、他の機種同様に遊タイムまでのゲーム数を見て打ちたくない、打っても回らなくてやめてしまうといった背景があると考えられますし、ユーザー様がスペックの性能に気づかない、もしくは体験できていないからではないでしょうか。

それが稼働にも影響していると推測されます。

版権的にも遊タイムや期待値について理解している人がメインターゲットであると考えられますので、あえて回るようにして遊タイムを積極的に目指していただきスペックを体験していただく環境を作ることが、稼働を伸ばす取り組みなると思います。
本機の遊タイムは確かに強力ですが、途中で当って突破できないことが大半であるということを考慮に入れた運用が求められると思います。

~ジャックポットについて~

以前の記事でも触れましたが、本機の特徴は業界初と呼ばれているジャックポット機能でしょう。

(※機能の詳細は過去の記事をご覧ください)

RUSH中に約10%の10R大当りを引けば、以降は3Rを引くまで10R大当りを取り続けることができるというものです。
この状態の継続率は、そのまま10Rの割合なので約50%です。

「1/2を引き続ければ1000発ずつ出続ける」ということで、かなり刺激的な書き方ができますが、実は平均すると2300発程度の出玉しか得られません。(突入時の1000発を含む)
本機はそこを抜けても70%で継続するST(時短)や、ジャックポットを引けずとも1000発の払い出しがある10R大当りを40%搭載しているなど、爆発する契機はあるのですが、ユーザー様の意見をネットで見ると下記のような印象を持たれているようです。

  • 「初当りは引けるがRUSHに入らない」
  • 「RUSHに入ってもジャックポットが引けない」
  • 「ジャックポットに入ってもすぐ抜ける」

開発目線で見れば、甘デジで2000発以上の期待値を持った大当りが10%、1000発の払い出しがある大当りが40%ありそれが70%でループするというのは、かなり大胆な設計と言えます。

しかし、ジャックポットをアピールするあまりユーザー様のハードルは高くなってしまったようで、2000発程度では満足いただけないとの声があるようです。

ぱちんこはスロットと比べてシンプルな点がいいという方も多く、RUSHの上に最上位のRUSHがあるスペックだとそこに期待するようです。

なので、最上位RUSHが伸びなかったり、普通のRUSHで連チャンしても物足りないという意見が出ているのだと考えられます。

大胆な設計にも関わらずユーザー様がそのスペックに気づけていない・体験できていないがゆえの意見ですので、~遊タイムについて~の項目でも記載しましたが、スペック性能を体験できるようになればこのような印象も払拭されるのではないでしょうか。

~粗利について~

本機はデータで見ると粗利があまりとれていない、いわゆるユーザー様にとって「甘い台」になっているようです。

まだ稼働開始から3日(10/22現在)なのでブレはあるかと思いますが、上記したジャックポットや遊タイムの影響もあってか、かなり甘く稼働している印象です。

さらに遊タイムを積極的に目指していただきスペックを体験していただく環境を作るために左を回るようにしたら、利益が上げられないというのはもっともな懸念です。

なので利益は右で上げるべきかと考えます。

本機の電チューは盤面の右下で、打ち出しからもっとも遠い位置にあります。

ジャックポット中は高速消化ですし、普通のRUSH中も止め打ちが非常に難しい設計となっています。

ここで過剰なストレスを与えない範囲で利益を上げ、積極的に左打ちを消化していただくことが粗利、稼働の両面にとって重要であると考えます。

~最後に~

さて、今回の記事いかがだったでしょうか。

ファンにとっては待望だったと言える甘デジの登場でしたが、遊タイムの影響か、思ったほど稼働が伸びていないのが現状です。

一口に遊タイム搭載機と言っても版権やスペック帯でメインターゲットのユーザー様の知識やスタンス、投資上限も変わります。

本機は甘デジですが、十分な爆発力を持った機種で、その上遊タイムもあるとなってはこれまでの知識だけでは活かしきれない機械だと言えます。

「産みの苦しみ」「損して得を取る」「肉を切らせて骨を断つ」などなど…いろいろな言葉がありますが、まずは遊タイムやジャックポットのような新しい要素をユーザー様に受け入れてもらわなければ、今後イメージを覆すのはどんどん難しくなるでしょう。

有名版権の甘デジとして甘デジ以上の活躍ができる可能性が、この機種には秘められていると期待します。

それでは今回はここまでと致します。

 

次回もどうぞ宜しくお願い致します。

 

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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