導入レポ ~「P とある科学の超電磁砲(レールガン)」編~
皆様こんにちは。玉男です。
今回は先日全国導入された、藤商事様の「Pとある科学の超電磁砲(レールガン)」(※以下、レールガン)について導入直後の状況を全国データから下記の項目で考察していきたいと思います。
①基本情報
②初期稼働と粗利
③客帯と客層
④ネットの意見
※掲載しておりますデータや数値は全て先読み通信調べとなります。ご了承ください。
~①基本情報~
レールガンは1/24(月)に全国のホール様に導入されました。
導入台数は約20000台となっております。
藤商事様自らが「SS級コンテンツ」と銘打って積極的にプロモーションされていた注目機種です。
初日にはTwitterトレンドランキングにも登場するなど、非常に高い話題性を持っての導入となりました。
スペックは過去の記事でも解説していますので軽くご紹介するにとどめ、今回は稼働結果やネットを中心とした意見を中心に考察していきたいと思います。
それではスペックです。
少し重いライトミドル帯の1種2種混合機です。
普通のST機ではなく、同社の「P緋弾のアリア 緋弾覚醒編」や「P暴れん坊将軍 双撃」のような普通図柄抽選で普通電動役物(電チュー)が開けば特図2が1/1で大当りするという特殊なスペックとなっています。
電チューも特殊な構造をしており、1回の普図当りに対して当該変動+保留2個の3変動分を貯めることが可能です。
この特図2の変動は前述したとおりすべて1/1で大当りするため3つをまとめて一つの大当りとしています。
ゲームフローやスペックの詳細については過去の記事も合わせてご覧ください。
【過去記事】「P とある科学の超電磁砲」 ~ HYBRID MIDDLEで迎え撃て!! ~
このスペックにより、ライトミドルでありながら約50%で1900個以上の払い出し×約80%継続という、サミー様の「CR真・北斗無双」のような爆発力ある機械に仕上がっています。
~②初期稼働と粗利について~
初日の稼働は約42600となりました。
ライトミドルという点や特殊スペックであった点などを考慮すると、十分高い値といえるでしょう。
導入台数も20000台と多く、他台数設置されているホール様が多い中でのこの稼働ですので、ビッグタイトルの面目躍如と言った感じです。
特筆すべきは粗利の方で、全国平均で約3500円となりました。
最近のホール様で人気を集めている機種の初日と比較しても「P FEVER ガンダムユニコーン」、「P 新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~」が10000円程度、「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりVer」に至っては15000円程度と、かなり甘めに運用されていることが分かります。(どちらかといえば比較に出したミドル機たちが抜かれすぎという気もしますが…)
また、レールガンはこれらの機械と比較しても、等価ボーダーが19前後で決して甘い機械ではありません。
突破型である点や振り分けによる出玉差が大きい点など、荒い要素を持った機種ではありますが、多くのホール様にこのことが周知されており、ボーダーに合わせた調整が行われているということかと思います。
注目度も高い機種ですので、このまましばらく薄利で運用し、荒波の中で良い展開を体感されるユーザー様の割合を多くすることで長期稼働につなげていただければと思います。
荒い機種というのはユーザー様に夢を見せつつ、利益は台数でカバーできますので、バラエティ運用を目的とした導入であれば半列程度まで増やすのも良いかもしれません。
~③客層と客帯について~
客層は若い男性が多いです。これはある程度予想通りで、今後出玉感やスペックの周知により射幸性を求める中高年に波及していく流れを期待したいです。
ライトミドルやアニメ系の島でも問題ないと思いますが、CR機撤去後はメインとして出玉アピールができるような配置にしても存在感を出してくれると思います。
客帯はまずまずという感じですが、初回出玉が少ないのでそれほど高くはならないでしょう。
初回突破率も低いため、連荘即やめがどうしても目立ってしまいます。
客帯を伸ばすことは難しいですが、右のゲージの構成上、丸のみポケットの零しが非常に目立つため、こういったところでストレスを与えないようにして、積極的にやめてしまう理由を作らないようにすべきでしょう。
~④ネットの意見について~
前述したとおり、Twitterのトレンドに入ったり、5chの書き込み数が他のスレッドの2~4倍だったりと、ネット上では非常に大きな反響があるようです。
多くは戦績報告や文句・愚痴なのですが、気になるものとしては前述の丸のみの零しや、それによる差玉の乖離などがあります。
また書き込みを見ていて、全体的な評価が高いにもかかわらずこれといった印象に残る共通認識がないと感じました。
例えばSANKYO様の機械であれば「レバブル」であったり、リゼロ鬼がかりVerであれば「3000」「先バレ」など共通する単語が何度も出てきてユーザー様に定着しているのが分かります。
レールガンに関しては「〇〇がメチャクチャ気持ちいい!」と多くの人が共通しているものが、現状ではないようです。
この点は非常に注意が必要だと思います。
ぱちんこなので大当りが引けない、RUSHに入らない、勝てないという展開は多くありますが、そんな時に「〇〇が見たい(引きたい)」というモチベーションがないのは非常に辛いです。
この要素はユーザー様が見つけ出す場合も多いですが、しばらくしても見つからなかった場合、長期稼働への期待も厳しくなると言わざるを得ないでしょう。
~最後に~
さて、今回の記事いかがだったでしょうか。
事前の注目度も出玉性能も非常に高いレールガンですが、荒い機種だけに体感されるユーザー様を増やすことが長期稼働への第一歩かと思われます。
幸い爆発力を示す実践結果も数多く上がっていますので、利益重視の運用は今しばらく控えていただければと思います。
ボーダー自体は高いので、クセになる要素がないことが分かってからでも回収は間に合うと思われますし。
それでは今回はここまでと致します。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。