「Sまどか☆マギカ-前後編-」~初代ファンの“ココが良かった!”を継承!~
今回取り上げるのは、SLOTまどか☆マギカシリーズ最新作の「S劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語」(以下、まどマギ4)です。
当機種は導入予定日が8/2、導入予定台数が約25000台となっております。
※掲載しておりますデータや数値は全て先読み通信調べとなります。ご了承ください。
~ 基本スペックについて ~
まずはスペックから見ていきましょう。
まどマギ4のボーナスは
○当りは全てAT(差枚数管理型の純増2.5枚)
○初期枚数は100枚
○一撃トリガーのアルティメットボーナス(期待値2000枚OVER)
○AT中はビッグボーナス、エピソードボーナスを抽せん
となっています。
また、MY分布は
となっています。
これらの数字を見る限りで、設定6は安定して右肩上がりのグラフを描くことが伺えますが、そこは致し方のない所でしょうか。
やはり気になるのは設定1、2の暴れ具合です。有利区間完走のトリガーはそう多くなさそうな気がします。
歴代と比べてみると、まどマギ2に近い出玉性能なのではないかと予想します。
~ 遊技フローについて ~
遊技フローは「初代ファンの“ここが良かった”を継承!」と謳っており、かなり初代「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」(以下、初代)を意識した作りになっている様です。
但し、初当たりは全てAT「マギカラッシュ」となっています。
昨今の「初当たり=ボーナス」の機種に対して、プレイヤー目線からは「ボーナス=只のチャンスゾーン」的なマイナス評価の声も多く聞かれますので、その辺りを考慮したものと思われます。
もっとも、個人的には初代をオマージュするならば、初当りはボーナスで良かった気がしています。
スペックを見る限りは(低設定に於いて)殆どのATが最低保証+αで終わるのではと思えます。
一応、AT駆け抜け後は恩恵があるような表現もありますが、その恩恵の大きさや、与えられる頻度やいかに?…。
スペックを見る限り低設計での暴れは「6号機」の枠を超えられている様には思えません。
それならば、もっと初代を踏襲した遊技フロー(初当りボーナス)にしても良かった気がします。
勿論、AT中に「一撃トリガー」がちりばめられていて、「いつでもヤレル感」があれば何の問題もないのですが…。
その点を除けば、チャンスゾーンのマギカチャンス、朽ちた墓地(初代:マジカルチャレンジ、キュウベェチャレンジ)や、上乗せ特化ゾーンのワルプルギスの夜(初代:同)等は、初代ファンに刺さる作りになっていると言えるでしょう。また、筐体には初代お馴染みの「ほむらの盾」役物が搭載されており、これも初代を色濃く反映しています。
惜しむらくは6.1号機の為に有利区間上限が1500Gであること。新基準の3000Gであれば、「モードの移行」や、「穢れ」の蓄積と恩恵も、より初代っぽく作れたかもしれません。
~ その他 ~
新たに搭載した「ソウルジェムランプ」を用いた「ソウルジェムシステム」により、新規性を持たせており、決して、ただの「初代オマージュ版」となっていない点は流石です。
また、AT中に疑似ボーナスを組み込んだり、映像や楽曲等にも新規要素を多く取り入れたりして、ゲーム性のアップがはかられています。
~最後に~
初代の評価された点はややもすれば「可愛い顔したGOD」と揶揄されることもあったほどの射幸性は勿論ですが、やはりそのゲーム性のバランスにあったと思います。
現行規制の中で、射幸性を追うことが困難な中、しっかりとゲームを作り込んでいる点には好感が持てました。
お盆商戦の目玉機種としてその役割を担ってくれると期待しています。
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