先行導入レポ ~「パチスロ沖ハナ-30」編~
京楽産業.様の「パチスロ沖ハナ-30」(以下、沖ハナ)が4/19から一部地域のホール様で先行導入されました。
営業資料を見たときからスペック面で注目していましたので個人的には気にかけておりましたが、一般導入が7月5日決定したというアナウンスもございましたので、「これは⁉」と思うデータとともに感想を交えながら紹介したいと思います。
※掲載しておりますデータや数値は全て先読み通信調べとなります。ご了承ください。
~GW明けの状況~
導入当初から30φかつ非液晶機というジャンルで考えると奮闘していると思います。
しかもGWが明けて、極端に下がることなくパチスロの平均稼働より倍近い稼働を維持しています。
平均台数が12台と多いにもかかわらずです。
ボーナス確率が高いので、ヤメ時の100Gでそのまま放置されることが少ないのと、どこからでも打ち始めやすいので一勝負される方が多い結果と思います。
もちろん先行導入の優位性は否定しませんが、多台数で稼動を維持できているのは十分評価に値します。
他のデータを追ってみると、コイン単価が3.3円ぐらい、平均MYが3000枚を超えており6号機でもTOP5に入ります。
万枚越えも確認されており、平均MYの高さからも“2400枚の壁”を打破できていると思います。
しかも聞くところによると、設定1でも万枚出ており、8000枚超えの半数以上が低設定とのことでした。
低設定は波が荒く、高設定は安定していると伺えます。
※万枚データのイメージ
出玉率を見ると100%を少し超えたぐらい推移していますが、先行導入なので設定を使っているのかなと推測できます。出玉率の割には粗利も取れている方ではないでしょうか。
一般導入後は出玉率も下がると思いますが、波の荒い低設定を混ぜて出玉が暴れてくれた方が稼動低下の抑制にもなりそうですし、粗利も取りやすくなります。
~機種情報~
機種概要を簡単にご説明すると、本機は液晶非搭載の「沖ドキタイプ」の30Φ専用6.1号機AT機です。
上部パネルの花火が点灯すれば疑似ボーナス確定というシンプルなゲーム性ですが、天国ループ中は全てBIGボーナスと太っ腹な仕様となっています。
沖スロの代名詞でもある“ハイビスカス”はパイオニア様が商標登録されておりますので花火柄になったと思いますが、気にはなりませんでした。光れば当たるんで。
私がスペック面で気になっていた点は何かというと、
・非有利区間の使い方がなかなか面白い!
非有利区間中の特殊抽せんでは、成立役に応じてBIG&花盛りを抽せん。抽せんにはずれても「引き戻し」以上に移行します。
・低設定の方が天国突入率・天国ループ率が高い。
・ヤメ時の目安がBIG後99Gとなりますが、通常モードでのボーナス確率が重たくないので“次”も狙える。
・REGが残念じゃない。
REG後は花盛(1G連モード)突入やモードアップのチャンス。天国ループ中はBIGオンリーですし、確率的にも出番は少ない。
・設定示唆やモード示唆が極端すぎないので、推測を楽しみやすい。
大きくはこんなところでしょうか。
特に非有利区間を逆手にとって「非有利区間=チャンスゾーン」のように扱っていますので、2400枚の壁を感じさせない出玉が期待できます。
また、低ベース化でボーナス確率も上げていますので、“ちょっと打ってみようかな”という気にさせます。
最近プライベートではパチンコばかり打っていましたが、資料を見ながら久々に打ってみたいという衝動にかられましたし、化ける要素はあるのかなと感じました。
~最後に~
こうしてみると中長期稼働が見込める“育成向き”の機械のような気がします。
いい意味で設定示唆が曖昧なのと、低設定が暴れてくれるので、無理に高設定ばかり入れなくていいのもありがたいです。
しかもコンテンツが乃木坂48ですので、告知物やSNSを活用した訴求力にも期待できます。
数店舗見回った感じですと、コンテンツを生かした告知物をしっかり掲示されているホール様の方が賑わい感もあって、稼働もいい印象がありましたので、ぜひ活用すべきでしょう。
冒頭でも触れましたが、一般導入が7月5日に決定したとアナウンスされました。
先行導入とはいえ、4週経過後も平均稼働よりも倍近い稼働が維持できているのは注目すべき点かと思います。
パチスロ全体の稼動が落ちているのは否めず、30φコーナーのテコ入れ案としてS沖ドキ2-30やS南国育ち-30の台数圧縮もやむを得ないと考えているホール様も多いと聞いています。
本機は活性化や育成に一役買ってくれそうな機械と思いますので、ご検討されてはいかがでしょうか。
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