導入レポ ~「Pぱちんこキン肉マン キン肉星王位争奪編 火事場ゴールドVer・友情シルバーVer」編~
皆様こんにちは。玉男です。
今回は先日全国導入された、京楽様の「Pぱちんこキン肉マン キン肉星王位争奪編 火事場ゴールドVer」(※以下、ゴールド)と、「Pぱちんこキン肉マン キン肉星王位争奪編 友情シルバーVer」(※以下、シルバー)について、導入直後の状況を全国データから下記の項目で考察していきたいと思います。
①基本情報
②初期稼働と粗利
③客帯と客層
~①基本情報~
ゴールド、シルバーは3/7(月)に全国のホール様に導入されました。導入台数は合わせて約10000台となっております。
スペック違いという位置づけの両機種ですが、ゲーム性は全く違います。今回は特にメインスペックと思われる、ゴールドに注目して考察していきたいと思います。
それではスペックです。
ゴールドは超高継続のループタイプです。一回一回の大当りの出玉は少ないですが、92.5%という高い継続率で出玉を積み重ねるゲーム性です。
SANYO様の「P大工の源さん 超韋駄天」のような打感ですが、ループタイプで特図2の大当り確率も1/1ですので、1変動で必ず当り、継続ジャッジをラウンド中に行うという違いがあります。
どちらかといえば、SANKYO様の「CR宇宙戦艦ヤマト ONLY ONE」の方が近いかもしれません。ラウンド消化中に継続ジャッジを行うため、無駄な時間が一切なく、よりスピーディに感じられる点が強みとなっています。
シルバーは継続率は80%で、大部分が1200発の払い出しとなっています。10Rを重ねることで出玉を伸ばすスペックで、こちらの打感はサンセイR&D様の「P牙狼 月虹ノ旅人」に近いといえます。
ライトミドルとは思えない出玉量を獲得することも現実的に可能と思えるスペックで、ネットでの事前評価はこちらも非常に高かったです。
また、両方とも通常大当り後にチャンスゾーンに行くことがあるという特徴があります。
特図1の大当りの一部と、特図2の通常大当り後に行くチャンスゾーンは29(肉)回転固定となっており、この間に当たればRUSH突入率が上がるというものです。
詳細な仕組みについては過去の記事に記載していますので、そちらも併せてご覧ください。
ループとSTの違いはありますが、打感や継続率、スペック帯で近い源さんと、スペックを比較してみたいと思います。
突入率に大きな差はありませんが、継続率は約0.5%源さんの方が高いです。しかし、ゴールドはループタイプなので最後に必ず大当りを得ることができます。これにより平均の大当り回数はゴールドの方が多くなります。
また、特図2の大当り1回に対する平均出玉もゴールドの方が多く、出玉力で言えばゴールドの方が高いといえます。
加えてCZ、遊タイムなど、RUSH突入率を上げる要素もありますので、ボーダーで比較してもゴールドの方が甘くなっています。
そのままでは甘すぎですが、初回の出玉を落とすことで対応しているのが分かります。このように、甘すぎず、しかししっかりと比較対象に上がる源さんより優れていると分かるスペックのデザインはユーザー様にも伝わりやすく優れているといえるでしょう。
~②初期稼働と粗利について~
初日の稼働は約45000となりました。前作の導入はMAX時代で、約8年ぶりの新作となるキン肉マンですが、版権の強さやファンの多さを実感する数値といえるでしょう。
粗利も9000円程度と、甘すぎない設計できちんと貢献できているといえます。ネットの事前評価ではシルバーを推す声も多かったですが、シルバーの方の数値は入手することができませんでした。
しかし、ゴールドでこの値なのでシルバーだけこけているとは考えづらく両スペックともに文句なしのスタートといっていいかと思います。
CZが29回転ということもあり、そこを打たされるので稼働を伸ばしているかとも考えられますが、29回転回すのに必要な玉数は400発程度と考えられます。
一日に通常時を2300回転(230回転/時×10時間)回した場合、平均して5回程度CZに入ると思いますが、それで2000発程度上乗せされていたとしても優秀な値だと思います。
きちんと機械が需要にこたえられているといっていいでしょう。
~③客層と客帯について~
30代後半以上の男性の支持が多い印象です。客帯もCZ抜きにしても高いと感じられます。
最近はボーダーが極端に低いヘソ1個賞球の台が多く導入され、ユーザー様の支持も集めていましたので、その環境で低すぎないボーダーで回せる設計というのも差別化要素になっているでしょう。
また、版権ファンの方にとっては現代の技術で非常にかっこよく仕上がった映像も満足度を高める要因の一つではないかと思います。
スペックとの相乗効果で、次々に技を決めて敵を倒し続ける正義超人というのは版権ファンでなくても気持ちよく感じますし、ファンの方ならなおさらでしょう。
スペック以外の、版権、導入時期、映像といった面も高い稼働の要因と言えると思いますので、楽しんで遊技していただける環境づくりを行っていただければと思います。
~最後に~
さて、今回の記事いかがだったでしょうか。
最近は大型タイトルが毎年リリースされ飽きられているというのもよく耳にしますが、文句なしの版権力で8年ぶりに帰ってきたキン肉マンは、ファンの方々の期待に応えてくれそうな初動となっていると思います。
若年層の方はスペックを優先する傾向がありますので、新たにキン肉マンに触れて、版権の良さを知ってもらうことも期待できる機械になっていると思いますので、来るべきGWに向けて、大事に運用していただければと思います。
それでは今回はここまでと致します。次回もどうぞ宜しくお願い致します。
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