導入レポ~「eRe:ゼロから始める異世界生活 Season2」編~
皆様こんにちは。玉男です。
今回は先日全国導入された、大都技研様の「eRe:ゼロから始める異世界生活 Season2」(※以下、リゼロ2)について、導入直後の状況を全国データから下記の項目で考察していきたいと思います。
①基本情報
②初期稼働と粗利
③客帯と客層
※掲載しておりますデータや数値は全て先読み通信調べとなります。ご了承ください。
~①基本情報~
リゼロ2は11/20(月)に全国のホール様に導入されました。
導入台数は約16000台となっております。
大都技研様の大ヒット機種「PRe:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりVer」(※以下、鬼がかり)の後継機で、非常に大きな期待と注目を集めた中での導入となりました。
鬼がかりの評価を引き継げるのか、349スペックの初ヒットとなるのかなどに注目して考察していきます。
それではスペックです。
鬼がかりとの比較は以前の記事で記載していますのでそちらも合わせて御覧ください。
(過去記事→「eRe:ゼロから始める異世界生活 Season2」~大都技研スマパチ第1弾~)
鬼がかりのゲームフローや出玉振り分けは踏襲しつつ、出玉なし当りの削除や+α要素の追加といった強化されたポイントが非常にわかりやすいスペックとなっています。
演出についてはアニメ二期の映像を中心に、新筐体、新ギミックなど刷新されている部分と、3000発図柄や先バレの音など、好評だったところを据え置きにしている部分があります。
~②初期稼働と粗利について~
初日の稼働は約50000、粗利は約15000となりました。
驚異的な数字です。
初週の平均稼働も50000をオーバーしており、非常に高い水準でユーザー様の人気を得ていると言えるでしょう。
ここ数年で初日の稼働が50000を超えた機種は、記憶では京楽様の「CR必殺仕事人Ⅴ」まで遡ります。
コロナ禍以降平均稼働も落ち込み、スマスロの登場によってぱちんこよりもパチスロの方に注目が集まっていた市場において、この数字は非常にインパクトがあるといえるでしょう。
大きな期待に応える、非常に優れた初動と言えます。
稼働について、同日に導入された平和様の「eルパン三世 銭形からの招待状」(※以下、eルパン)の初日の稼働は約44000でした。
eルパンについても良好な結果となっており、「349」「スマパチ」といった要素が稼働にマイナスの影響を与えるのではないか、という懸念はなくなったと考えて良いでしょう。
基本的に確率が重い機種のほうが粗利や売上が伸びやすい傾向にあると思います。
今後は「349」の機種だからというバイアスは取り除いて、よい機械があれば積極的にメイン機種に育てていくことができるようになったと考えられます。
また、鬼がかりの稼働についても、リゼロ2導入2週間前くらいから徐々に上昇傾向が確認されています。
リゼロ2導入後も稼働が高い値を維持していることから、リゼロ2を遊技するためにいらっしゃったユーザー様が、リゼロ2が空くまでの回遊先に選択されていると予想します。
前述した通り、スペック、演出の両面で正当進化をしてきたリゼロ2ですので、ユーザー様がその打感を求めて鬼がかりを遊技されるという相乗効果が発生しているようです。
ヒット機種の続編が前作を上回る結果を出した上で、前作の稼働が上がると言うのは、おそらく初めてのケースだと思います。
リゼロ2、鬼がかりの両方をしっかり運用して、ユーザー様にそれぞれの良さを体感してもらうことで今後さらなる成果を生み出してくれるでしょう。
粗利についても十分すぎるほどの値が出ています。
特筆すべきは売上の高さで、10万円を超える日も初週の内に何度かありました。
スペックが甘いことは確かなのですが、それでも利益が出る運用がされていることと、それにユーザー様が耐えられる魅力があるということだと思います。
~③客層と客帯について~
客層については若年層の男性が多い印象ですが、他の新台導入時に比べ高齢層のユーザー様や女性のユーザー様も比較的多い印象です。
鬼がかりは非常に多くのユーザー様に今なお支持されている状況ですので、その続編であるリゼロ2は、老客男女問わず受け入れられる可能性が高いようです。
客帯については現金投資が大きいためか、特に若年層のユーザー様の入れ替わりが多く見受けられた印象でしたが、ビッグデータを見ると160という、これも非常に良い値が出ています。
~最後に~
さて、今回の記事いかがだったでしょうか。
データを見ただけでも非常に驚異的な成果ですが、機械単体だけでなく、349の悪いイメージの払拭や鬼がかりの稼働向上など、良い波及効果が生まれていることがお伝えできていれば幸いです。
間違いなく今後のメイン機種となる機械だと思います。
鬼がかりも合わせて大切に運用し、ユーザー様に永く遊技していただける環境を構築していただければと思います。
開発目線で見ると、市場の評価を得た機械の特徴的な部分はより強化したくなるものです。
鬼がかりで言えば先バレであったりRUSHの打感などがそれに当たるかと思いますが、あえてユーザー様の受け取りやすさを優先してそのままにしたという点と、その上でわかりやすく強化されている部分をスペックや演出で出してきたという点が優秀な機械づくりに繋がっているのだと思います。
鬼がかりとリゼロ2で得たノウハウを、大都技研様が次機種にどのように活かしてくるのか注目です。
それでは今回はここまでと致します。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
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