高稼働店の役職者に聞いてみた!~ライトミドル機についてどう考えているのか?~
質問設計
ライトミドル機について
①現時点で、4円P内のライトミドル機の設置比率はどれくらいですか?
②今後、4円Pライトミドル設置比率は維持?上げる?下げる?
③ライトミドル機を育成する理由、または育成しない理由は?
ホール(現場)の感想
(Aエリアマネージャー)
①4円P内のライトミドル機の設置比率は約16%
②4円Pのライトミドル比率は維持 (※1円Pライトミドル比率を上げる)
③ライトミドル機については若年層ユーザーも多いため、もちろん育成したいが、現段階では設置比率を維持、または少し下げながら稼働UPを図る段階にある。ミドル機同様、チカラある新台が出てこないと設置比率を上げることはできない。チカラあるライトミドル機のリリースがあれば、稼働&粗利貢献度の低いミドル機を整理したい。1円Pにおいてはミドル機の設置比率を上げると稼働と粗利が大きく下がるため、ライトミドル機を少しずつ増やして単価UPと流動性の高い1円Pユーザーを確保していきたい。
(Bエリアマネージャー)
①4円P内ライトミドルの設置比率は20%です
②ライトミドルの設置比率は上げます
③ライトミドルは適度に育成します。つまり、現状はハイミドル機の出玉スペックがかなり高くなりましたが、ミドル機はメインとして低予算運用しながら稼働維持出来るのは2~3機種までだと考えています。そこの新陳代謝を上げるよりも今後はライトミドルを長期で運用すべきだと考えています。また、長期で大切にするだけではなく、ハイミドル機の出玉が安定しないため、安定した利益確保としての位置付けもあります。ライトミドルの設置比率を増やしつつ、その中でも育成と確保のバランスを考えながら導入、配置していきます。
(Cエリアマネージャー)
①4円P内のライトミドル設置率は約15%
②4円P内のライトミドル設置率は維持(今後の新台動向次第)
③ライトミドルは現状では育成という段階にはない。今は一定数存在するライトミドル好きのお客様のための守りの部門。守りの部門なので、育成したいが、良い新台がないので育成をしたくても育成できない。ここ最近、コンテンツ力のある新台はミドル機で連続しているため、今はこのミドル強化の流れに乗っているだけ。今後、コンテンツ力の高いライトミドル機が導入されて、若年層が大きく動いて定着するようであればその流れに乗って育成に入る。それまでは適正粗利をしながら、むしろ、稼働維持ができなければ、少し減台を図る。減台したライトミドルは1円Pでは使いやすいので、ぱちんこ全体で考えれば決してライトミドル機の価値が低いわけではない。それと、9月~11月はぱちんこホール営業においてもラクではない営業日が長く続くので一気に増えたミドル機の稼働が大きく落ちる可能性が高い。そのため、貢献度が低くなったミドル機を上手に整理したいのでライトミドル機も効果的に使いたい。
(Dエリアマネージャー)
①ある基幹店舗の4円Pライトミドル機の設置比率は約13%になります。
かなり低い数値となりますが、現状、この店舗に入れる新台が殆どハイミドル機の為、現状では低い構成比率となっています。
②今後、ライトミドル比率は上げていきます。
③ライトミドル機の育成する理由としては、牙狼の登場により遊タイムが見直されたこと、そして緋弾のアリアのような完成度が高いスペックの存在があること。牙狼のように遊タイム後に当たりがあるタイプが今後、市場に投下される為、期待値が高まっているからです。
(Eエリアマネージャー)
①4円P内のライトミドル機の設置比率は現時点では約13%です
②4円P内のライトミドル設置台数比率は現状維持
③基本はハイミドル機で勝ちきることが大事であって、ライトミドルはハイミドル機の次点となります。4円ぱちんこの客数と連動するのはハイミドル機なので、ライトミドルを特別育成するというのはユーザーの本質的なニーズと違うと思っています。例えば、ハイミドルが30%シェアあるのにライトミドルが10%しかないといった状況ならば、2番店以下に隙をつかれている為、育成しようとなりますが、商圏内で力相応のシェアを押さえているならば、4円Pをあげる→ハイミドルをあげる→その次にライトミドル、ライトといった順で力相応にあげるといった感覚です。ライトミドル機においてはラインナップ充実とメイン機として開発されたようなリユースみたいなものではない新機種がでてこない限り、ライトミドルタイプの市場評価は変わらないと思います。打ち手が金銭的に厳しいから単価の低い機種を打つというのは幻で、少ないお金で、最高レンジで勝ちたい、という遊技心理が本質だと思っています。
(Fエリアマネージャー)
①4円P内のライトミドル機の設置比率は現時点では約20%です
②ライトミドル機の設置比率は現状維持です。
③ライトミドル機は育成段階にない。理由はミドル機への投資が増えているので。ライトミドルは新台が出れば少台数を導入して多機種設置しての利益の部門にしているが、反応が良い1円Pには鮮度の高いうちに移設し稼働が良い機械は増台して育成している。
(G店長)
①現状の4円Pライトミドル設置比率は 約14%
②ライトミドルの設置台数比率は維持
③ライトミドル機については年内育成しない。理由はシンプルに現状ミドルの方が人気しているから。CR北斗無双の受皿を同じ単価機種で育成する事を優先する。ライトミドル機の育成はヒット機が誕生してからでも間に合うと考えている。
(H店長)
①ライトミドル機の4円P内設置比率は約17%
②発売機種により変動しますが、少し上がる程度になると思われる
③ライトミドル機についてはメインではないので、サブ機種として活用する。
メイン機種の条件は、1.玉が出る事 2.バランスが良いこと。
ライトミドルで玉を出すには、ベース、突入率を下げバランスを崩す事になるのでメイン向きでは無いと思います。育成しないわけではありません。
(I店長)
①4円P内のライトミドル設置比率は約10%
②現時点ではライトミドル設置比率を上げる予定はなく、現時点では下げる方向が高い。
③現在のライトミドル機は海シリーズしかほぼ稼働していないこともあり、今後、ライトミドルで高継続などヒット機種が出れば自然と設置比率は上がるという考えです。現状ではハイミドルタイプで、売上、粗利貢献を踏まえてラインナップの充実などを図ります。
(J店長)
①4円Pのライトミドルの設置比率は約18%
②4円Pライトミドル設置比率は新台リリース状況によって変わるが、現時点では下げる方向性にある。
③ライトミドル機は育成する。シンフォギア2などの良い機種が出た場合に比率は上がりますが、悪い機械が続く場合は下がっていくので、単価の高いハイミドル機を設置した方が売上向上に繋がると考えております。
(K店長)
①ライトミドル設置比率は約14%となります。
②4円Pライトミドル設置比率は現状維持!稼働状況など考慮して臨機応変に増像減台するように考えている。
③ライトミドル機は育成するが、甘く使うことはなく適正利益での運用を考えている。ただし、コンテンツ力があるなど稼働貢献度の高い機種は個別に薄利運用を考えている。また、現状ライトミドルとハイミドルとの稼働差等も考えると、しばらく、ハイミドルに投資する方が売上の向上に繋がると考えている。
(L店長)
①現時点で4円P内のライトミドル機設置比率は約15%
②4円Pライトミドル設置比率は現状維持、または少し下げる予定。
③現状ではライトミドル機の育成は考えていない。日々の店舗稼働状況をみると、ライトミドル機部門の稼働が低下傾向にあるため。残せる機種もあるが、設置比率は現状維持か若干減少させることで店舗の総稼働を上昇させたいと考えている。特に単価が上がりやすいハイミドル部門の育成を重点的にしていきたいと考えているからです。ただし、ライトミドル機のなかでも単価の高く稼働キープできる機械は個別で強化していきたいとも考えている。
(M店長)
①4円P内のライトミドル機設置比率は約16%
②ライトミドル部門の設置比率は維持。
③ライトミドルはスロットとの親和性も高いため大切にしたいと考えておりますが、ハイミドルの単価の高い機種の動きが良いため、2番手の育成となります。
(N店長)
①4円P内のライトミドル機の設置比率は現時点では約17%
②4円P内のライトミドル設置台数比率は現状維持
③ライトミドル機は遊タイムとの相性が良く一定のファン層を獲得しています。ただし、この部門は類似スペックが多く、多台数導入するような機種もなかなかないのが現状です。商品鮮度を維持、向上させながら注目機が導入されたら複数台導入し現状設置比率のまま稼働をあげていきたいと考えています。
~総評~
4円P内のライトミドルの比率は15%前後が多い状況となっており、主力部門はミドルタイプであることに変わりはありません。
経営面を考えるとミドル機種を中心に育成しているところが多いのが現状であり、ライトミドル機種は、牙狼やガンダムUCなどの人気ミドル機種を目的に来店したユーザーの“受け皿”としての役割が大きいようです。
よって、ミドル機種を強化しつつも店舗内回遊をしてもらうためにライトミドル機種も揃えておく事が大切です。
また、コロナ禍で若年層がメイン顧客となっている店舗が多く、スロット6号機が見通し悪い中パチンコを強化しているホールも多いと考えられます。
若年層が遊技する事を考えると、ミドル機種のリメイク版よりもライトミドル用に開発された機種が好まれる傾向にあり、コンテンツも遊技動機に大きく関係しています。
若年層やスロットユーザーと親和性の高い遊タイムが力を発揮するライトミドル部門は現状、話題機のリリース待ちであり、チカラあるライトミドル機(新台)が市場投入されると若年層が動く可能性が高いいです。
ターゲットを考え、そのターゲット層にあった遊技機を取り揃えられる事が今後の営業に大切であると感じます。
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