パチンコマシンレビュー 2017年12月
話題の機種をスペシャリストたちが独自の目線で徹底レビュー。
4大機種レビュー
総合評価
機種名 | トータルスコア(60点満点) |
---|---|
CR地獄少女 宵伽 | 39 |
CRうしおととら | 37 |
CR彼岸島デラックス | 28 |
CRアントニオ猪木6 | 37 |
レーダーグラフ
スペック
CR地獄少女 宵伽
スコア 6点
スペックを見る限りそれほど特徴らしき物は見いだせない。ただこの機種はある程度の固定ファンがあるため、設置台数少な目なら問題はないと思う。
CRうしおととら
スコア 8点
マニア性の強い版権故に通常時の演出は賛否の分かれる所ですが、スペックの持つ当たりへのアプローチの仕方、2回セットの継続、又1種・2種タイプならではのスピード感等、秀逸な機械だと思います。
CR彼岸島デラックス
スコア 3点
特図1仕様の遊技はMAXラウンドの振り分けが小さすぎて食指が動かない。右打ち仕様は究極の回るんパチンコ系でこちらもあまり意義を感じない。
CRアントニオ猪木6
スコア 5点
一時期の1種・2種タイプのように小当たりRUSH機能付きの機種が増えてはいますが、小当たりRUSHの位置付けをメインにして特賞の位置を付録であるかのように付随させるスペックはあまり高評価とは思えません。やはりMAXラウンドとの連動がもっともよい組合わせでは?そういう意味でこの機種はMAXラウンドが特図2にしかないのは辛いかも。
ゲーム性・演出
CR地獄少女 宵伽
スコア 6点
演出をカスタマイズできるゲーム性に少し幅を感じるのと、藁人形を引くギミックが面白そうな印象
CRうしおととら
スコア 9点
天下一閃の玉の動きを継承しているだけに2018年を担う台であることは間違いない。個人的には別格の期待度。
CR彼岸島デラックス
スコア 7点
左打ちと右打ちの意味合いが絶妙で新鮮。上手く根付くかは不明だが、絶対に一度は打ちたくなる仕様ではある。
CRアントニオ猪木6
スコア 7点
通常の40%を見るとキツそうなスペックに思えるが、小当りRUSHの増え幅が大きい台は好みなので楽しみ。
コンテンツ
CR地獄少女 宵伽
スコア 8点
アニメシリーズとして4作目。9月に発売された同名スロットの導入に合わせTVでも放送。シリーズを通して安定感あり!!
CRうしおととら
スコア 6点
1990年から約7年間少年漫画誌にて連載され、2015年にはTVアニメ化。ターゲット層としては若者~中年男性向きか!?
CR彼岸島デラックス
スコア 6点
原作は1990年から約9年間少年漫画誌にて連載され、後に複数メディアに展開。20~30代男性向けコンテンツ!?
CRアントニオ猪木6
スコア 7点
「燃える闘魂」で親しまれたアントニオ猪木とのタイアップ。世代を問わず認知度は高い。平和のキラーコンテンツの一つ!!
筐体・ギミック
CR地獄少女 宵伽
スコア 6点
アイキャッチは個人的には、見た目の役物の配置バランスも色合いもフィギアもレバーも全てが新鮮で好意的に感じられる。ホール内でも映えるのは確実だと思われます。
CRうしおととら
スコア 4点
見た目はシンプルで綺麗な感はあるが、正直引き寄せられるまでに至っていない。ビックアイフラッシュは、迫力がある部分もあるが、もう少し工夫が必要。今後の機種に期待したい。
CR彼岸島デラックス
スコア 3点
本コンテンツを知らない方から見れば、見た目はゴチャゴチャ感があり目に入って来ない。攻めている部分も感じられるが・・・。正直ホールの中では目立たないですね。
CRアントニオ猪木6
スコア 6点
ホール内では見た目は、目立つ方であるのは確実。諸々の役物と装置が搭載してあり、これば何かな?と興味を惹かれるところは評価出来る。猪木の活躍に期待したいところです。
市場性
CR地獄少女 宵伽
スコア 7点
高出玉タイプが多くリリースされる中、比較的遊べるスペックを採用し、娯楽所望で遊技するユーザーの採り込みに適している
CRうしおととら
スコア 5点
出玉3000個の大当たりがループする仕様は大きな魅力だが、投機性も高く、追いかけられるユーザーが限られてしまう
CR彼岸島デラックス
スコア 5点
独特なスペックで話題を提供できるが、話題が落ち着いて以降は、短時間勝負の遊技が主体となり、稼働が安定しづらい
CRアントニオ猪木6
スコア 6点
「猪木」らしさが重視されたスペックやゲーム性で、中高年男性を広く集客できるが、稼働の持続性には不安が残る
ホール温度感
CR地獄少女 宵伽
スコア 6点
何かと安定感のある藤商事だが、コンテンツ&スペックともに微妙で、バラエティレベルの機械だと判断。同時期の他の新台よりは上?
CRうしおととら
スコア 5点
一撃が期待できるし、個人的にも興味があるが(このような機械が好きな業界人は多いが)、やはりニッチ分野の機械のため、、、
CR彼岸島デラックス
スコア 4点
システムは面白いし、人気コミックとのタイアップではあるものの、コンテンツ的にも客層が狭いことが気になるかも。
CRアントニオ猪木6
スコア 6点
小当りラッシュのバランス均衡型でスペックは悪いくないし、スロットプレイヤーも遊技も期待できそう。コンテンツが、、、
販売評価
グラフ
スペックから見る支持層分析
多様なスペックが排出されるのは良いと思うのですが、全機種を通して出玉機能とそれに至るまでのアプローチの創意工夫という観点で見れば、うしおととらが突出していると思います。その他の機種もそれぞれの特徴はありますが、幅広い層に受け入れられる機種という意味ではあまりピント来る機種はありません。個人的にもあまり食指が動かないと言った所でしょうか。
導入後の営業ポイント 1
CR地獄少女 宵伽
アニメ、パチンコ版を含めた「地獄少女」ファンが演出を長らく楽しめる工夫が随所で施され、固定客の確保は容易と言える。歴代のシリーズ機と同様、バリエーション~バラエティの範囲で、甘デジバージョンがリリースされる頃までを目安とした中期運用を視野に入れれば良い。
CRうしおととら
演出面で版権ファンを吸引していくことは難しく、短時間で大量出玉を獲得できるスペックの魅力を如何に浸透させていくことが大きなポイント。「CR天下一閃」の流れを汲んだ役物抽選タイプでもあり、若年~中年のヘビーユーザー層や投機的ユーザーを重点的に訴求していきたい。
CR彼岸島デラックス
独特なスペックで、万人に「1度は遊技してみたい」と思わせることができるが、遊技を長く粘らせる工夫に乏しく、基本的には特定時間帯での短時間遊技が主体となるはず。右打ちで獲得した出玉でもう一勝負させる様、受け皿となる機種を用意し、新機種全体での稼働や集客を維持する必要がある
CRアントニオ猪木6
コンテンツや歴代の「猪木」シリーズから想定される演出やスペックが採用され、短期間で中高年男性を強く吸引することができるが、無難な印象も強く、歴代のパチンコ版「猪木」シリーズと良くも悪くも同程度の実績に止まるはず。初期集客力の高さを活かした運用が妥当となる。
導入後の営業ポイント 1
CR地獄少女 宵伽
導入時期も販売台数も良いが、主軸になる機種ではない。ただし、この新台導入目的は正月休み明けの新台集客による粗利確保、ダメ機械の整理、バラエティ活性化による粗利確保なので、導入目的が明確であれば、少数台数導入は当然あり!低貸しへの導入効果は高くない。
CRうしおととら
特殊スペックなので、導入価値のある店舗は限られる。バラエティ導入を否定しないが、どちらかといえば、5台~10台で育成できる店舗に限られるのではないか。繁盛店向きの機械なので、粗利重視で考えている店舗は様子見で良いのではないか?
CR彼岸島デラックス
若年層ウケするコンテンツでシステムも面白いので、バラエティ向きの機械。これも、低貸し導入での費用対効果は高くないので、4円Pのバラエティ活性化(粗利確保)での運用が基本的な考え方ではないだろうか。
CRアントニオ猪木6
販売台数が少ないので意外と動きそうだが、これも主軸になる機械ではないので、バラエティ活性化(粗利確保)での運用が妥当。コンテンツ力も高く、幅広い客層が狙えることもあって、最初から低貸し導入するのもあり!だと思う。
株式会社ピーマップス