スロットプロモーション力の最大化!

先月と今月は、グランドオープン&リニューアルオープンをした店舗を数多く視察したが、再認識しておきたいことがいくつかあった。

 

成功している店舗だけでなく、失敗している店舗も意識して視察してみたが、成功と失敗の分かれ目、その差は何だろうか?端的に言えば、まずは、スロット部門(20円S、10円S)で集客に成功しているかどうかにある。つまり、流動性の高い高単価プレイヤー、商圏範囲を広げることのできる高単価プレイヤーの獲得ができているかどうか。足元客を競合店から引っ張れることができればよいが、そう簡単ではないし、足元客だけでは投資に対して見返りが少ない。よって、今まで来てくれていない、足が遠ざかっているプレイヤー獲得を意識して、執念を持って取り組む必要がある。そのためには「スロットを打つなら〇〇店へ」と言ってもらえるようなスロットプロモーションが必要不可欠だ。当たり前のことだが、ジャグラー、バジリスク絆、沖ドキ、バラエティなど稼働UPを図る必要のある機種の配置も大事な演出の1つである。20円S部門を強化した流れのなかで、自然と4円P部門の稼働も上がったという流れに持ち込めるのがベストだが、実は3番店以下の店のほうが成果を出しやすい状況にある。一番店はすでに上位にあるため、これ以上のUPよりも、維持すること自体が大変だ。一番店の4円P稼働UPは4円P部門単独で稼動UPさせる必要がある。3番店以下の店舗はまだまだ20円S部門でできていないことが多く、ロスも大きいため、ロスを減らし、スロット部門の稼働UPに集中すべきである。それができていない店舗は苦労している割には思うように成果を出せていない。

 

グランドオープン、リニューアルオープンだけでなく、通常の営業においても、下記の3つは基本的なことでありながら意外とできていない!大事な視点だと感じる。

 

(1)ワクワクさせることができているかどうか?

店に入った瞬間からワクワクできるか? 多層階であれば、エスカレーターや階段を上った場所に何があるのか、何を強化しているのかが規制内で伝わる演出が欲しい。激しい言葉は規制に引っかかるので、妄想できる表現や演出でよい。関心のないお客様にとっても、ワクワクするような演出に見えると販促効果は高い。アミューズメント空間なのだから。

 

(2)何を押しているかがわかりやすいかどうか?

スロットで言えば、今は旧基準機のメッセージ性が強いかどうかがポイントである。実勢の旧基準設置比率が29%であっても20%以下に見える店と40%くらいあるのではないか?と錯覚する店もある。つまり、沖ドキやバジリスク絆がポールポジションでインパクトを与えることができているかどうか。この印象度の高さで伝わるイメージは異なってくる(良い場所で、バジリスク絆と沖ドキが低稼働ならば話は別だ)。もちろん、ジャグラーやAタイプバラエティなども育成(大事)している雰囲気を作り上げることができているかどうかも大切な視点である。

 

(3)ストレスのない店舗かどうか?

ぱちんこ(スロット)を打ちに行って、勝ち負け以外でのストレスについてはできる限り軽減してあげたいものだ。タバコ(煙や臭い)の少ない空間、綺麗なトイレ、変な客がいれば即座に注意できるスタッフ対応力など、安心&安全に遊技できる環境は意外と少ないように感じる。欲を言えば、最近は分煙ボードや台間の広さ、変則島などによって、隣のプレイヤーからストレスを受けない遊技環境があると良いと感じることが多くなった。

 

結局、プレイヤーはいくつかの競合店と自店を比較して、何かにストレスを感じ、ストレスの多い店にはわざわざ行かないのだ。

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