調査は狭く!深く!

4円P部門の稼働UPは難しいわけだが、厳しい環境下においても、高稼働維持(もしくは稼働UP)させることができている店舗は存在する。ゆえに、どの店舗もやり方次第では、4円ぱちんこの稼働UPを狙える。現在の4円ぱちんこ部門は20円スロットとの回遊性も高まっているし、スロット新台導入も低いため、4円ぱちんこの稼働UPは安易ではないが可能だ。上げらそうなタイミングでは必ず上げる仕掛けをしておきたいところだ。成熟期業界のビジネスなんて、なんでもそうだが、上げて!下がって、また上げて!の繰り返しだ。ちなみに、4円ぱちんこ高稼働を作るためには、繁華街立地を除くと(地方エリアの店舗では)下記の①②③がセオリーだ。※当然、粗利確保のポジション作りを同時並行で進める必要がある。

① ミドル海が高稼働であること(もしくは上がる傾向にあること)
② ミドル主力機種が1機種あること(北斗無双、慶次のどちらかでよい)
③ ライトミドル~甘デジでも4台以上の高稼働機種があること(ライト海、シンフォギア、甘海、クィーン、北斗夢幻など)

ちなみに、上記①~③は昼も夜も動けば理想的だが、今の時代、現実は甘くないため、昼または夜、どちらかで高稼働状況を作れればよい!例えば、シンフォギアの場合、昼間は低稼働であっても、夜の時間帯が高稼働であればよいわけで、機械特性や客層を考慮すると昼間は稼働しにくい。昨今の4円ぱちんこ部門は平日夜を攻略しなければ、ビジネス成立が困難のため、夜の時間帯だけでも、わざわざ打ちに来てくれる軸作りは必須と言える。そのため、1日の平均稼働数値だけを見るのではなく、18時以降の稼働数値の管理を自店だけでなく競合店も実施する必要がある。平均客数調査は外部委託でよいが、調査時間によって、ブレが生じている場合もあるので、強化機種(シンフォギア)の場合、夜の稼働に限定した調査を細かに実施するなど、調査スタイルを一部変更する必要もあるだろう。ぱちんこホール業界も働き方改革が進んでいるので、調査に時間をかけることは得策ではない。そのため、費用対効果の高い調査を実施するには、調査内容を絞り込むなど、狭く!深く!の意識が大切だ。意外と費用対効果の高い調査ができている企業(店舗)は少ない。誰も分析できるような平均客数調査からは業績UPに結びつくケースは少ないことは言うまでもない。

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