オープン派ですか? クローズ派ですか?

ここ最近、変わってきたなぁということの1つに、「オープン化」と「クローズ化」がある。ぱちんこ業界では一部でオープン化を推奨している企業もあるが、まだまだ「クローズ化」推奨企業が多い。なかには、今まで以上に「クローズ化」が進んでいる企業もあるほどだ。

当然の話だが、組織(内部)がしっかりしている企業ほどオープン化が進み、カタチだけの組織で社員同士でも駆け引きのある風通しの悪い企業ほどクローズ化が進んでいる。クローズ化が進んでいる企業では、従業員の心の幸福度は低い。そのため、内部不正も多いし、上司へのごますりも多く、組織(社員同士)が一体化していない。

ある企業様では、次のような会話があった。「我々は常にオープンスタンスです。そのため、いろんな同業者の方が見学に来たりします。どうやって組織を一体化しているのですか?などと質問してきますが、自社のノウハウを全部教えてもよいと思っています。ですが、他社には真似できないんです。社員のマインドも違うし、仕組みで動かしているわけではないから。それがわかっているので、全てオープンにしています」。別の方は、「全てオープンにする!というスタンスは大事だと思っていて、全部出すと様々な効果があります。まずは社内の風通しがよくなり、個で成果を出すのではなく、チーム(横の連携)で成果を出そうとします。コミュニケーション頻度もアップするため、明るくなります。市場は厳しくても、社員の不安も薄れ、仕事も楽しくなります。心の幸福度がアップし離職率は低くなります。そのマインドでスタッフが現場に出ると、笑顔を含めてプラスの波動を出すので、お客様が声をかけやすい雰囲気が作れます。そうなると、スタッフとお客様との間に会話が生まれ、お客様の満足度が上がります。さらに、スタッフはもっと何か良いことができないかという思考が生まれ、様々なサービス(成果)につながります。」

オープン化が進んでいる企業ではスタッフのアウトプット意識が高まる。アウトプットを高めるためにはインプットも高めなければならない。これができるスタッフが多い企業(店舗)とできていない企業で格差が大きくなることは間違いない。今後、クローズ化企業では人財不足や不正に拍車がかかるため、業績が悪化していくだろう。

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