採用意識の格差

先日、いくつかの企業様で「採用と定着」について、打ち合わせをしたが、採用や定着においても大きな格差が生まれていることを再認識できた。大手企業様と中小企業様を比較しても格差はあるが、同じ規模の中小企業様同士を比較した場合でも、大きな採用意識格差が生じている。例えば、ある中小企業様のアルバイト採用単価は8万円であったが、別の中小企業様ではアルバイト採用単価が2万円だった。これは同じような地方都市圏での事例だ。採用単価だけ見ても格差は大きいが、このような格差が生じているのは、採用問題を強く受け止め、対策がしっかりできているかどうか、にある。

下記に最近の採用実態を記載したので、確認してほしい。

業界を問わず、大手・中小を問わず
あらゆる企業で採用が難しなっていることは周知の通りだ。
近年、人手不足に関するニュースは多いが
下記の事例をみるだけでも深刻さが伝わってくる。

◎ヤマト、宅配総量抑制へ 人手不足受け労使で交渉
◎ディズニーリゾートに人手不足の波 船操縦士も配膳係も
◎人手不足深刻なコンビニ、留学生を「青田買い」

そこで、いま何が起きてるかというと
大手企業が採用において続々と好条件を打ち出している。
例えば、

◎トヨタ、国内最大級の事業所内託児所 早朝や宿泊保育も
◎ソニー年収5%増 18年度、基本給は15年ぶり上げ
◎ヤマト運輸、運転手・事務員を正社員登用 人材確保目指す

このように、空前の人材獲得競争時代が到来したため、
働く人が会社を“気軽に選べる”時代へと突入した。
つまり、
大手企業を中心に好条件が出てくるのは自然の流れだ。
採用困難であり、採用ができても定着が難しい。
業績は悪くないのに人材不足で閉店・倒産!
といったことが普通に起きてしまう時代なのである。

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