店内移動はウェルカム!

新台導入時でのよくある会話の1つに「また今回も店内移動だけだった」との声がある。
たしかに、新台導入の最大の目的は「集客」である。

集客は「自店にあまり来てくれないお客様」の集客と「自店によく来られるお客様」の集客とに分かれ、新台導入店舗における新台への願望としては「自店にあまり来てくれないお客様」をできる限りたくさん集めそのお客様を「自店によく来てくれるお客様」にしたいわけだ。

ただ、この欲求の実現(達成)は成熟期のぱちんこ業界においては決してラクなことではない。しかも、ぱちんこ部門のお客様は商圏範囲が狭い。つまり、4円(1円)ぱちんこを主軸に遊技されている客層のよいと言われるお客様を新しく獲得できる確率は低いのだ。よって、「新規お客様の開拓」よりも「既存のお客様の離反」を意識した入替戦略が重要とも言えるではないか。

そう考えると、新台導入への価値観としてまずは、「この新台入替をしなければ、競合店へ移動してしまうのか」という点であり、この価値観を1つの導入目的の軸として持つ必要がある。競合店へ移動しないのであれば、この入替はなくてもよい!となる。競合店への移動は起きないが、店内移動は起きる!今回の“必殺仕事人Ⅴ”導入時にも多くの店舗で“北斗7”“北斗無双”“沖縄海”“前回の新台”などから店内移動が起こった。これは仕方ないことだ。お客様が“必殺仕事人Ⅴ”を遊技したいと求めてわけだから。

もし、自店が導入せず、他店が導入していたのならどうだったのか?
自店の客層が全員80代のおじいちゃんとおばあちゃんなら店外移動(顧客流出)は防げるかもしれない。が、多くの店舗では幅広い客層がいるので店外移動、既存顧客の流出が起きる可能性は高い。店外移動は一瞬かもしれないし、ずっとかもしれない。
だから!!!店内移動はOK!なのである。

店外移動を防げる台数を競合店の導入台数と自店の力相応を考慮しながら決定すればよいわけだ。
まぁ、新台の導入目的が「競合店へのプレッシャーをかける」であったり、
「市場の顧客を大量に奪いたい」というチャレンジ精神が旺盛ならば
力相応以上の台数導入は問題ない!と思う。
ここでチャンレンジする!という価値観なのだから。

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