PCSA勉強会で新自主規制言及される
11月28日に開催されたPCSAの臨時社員総会において、パチンコ・パチスロにおける新自主規制に関する言及がなされたようです。以前から言われていた内容ではあるのですが、PCSA側からの正式な言及はこれが初めてです。
パチスロに関しては大きく分けて以下の3つ。
・ペナルティ規制の見直し
・ビデオリール規制の見直し
・スタートレバー/ボタンを利用した演出規制の見直し
この中で出玉に直接関係するのが「ペナルティ規制」です。これが認められれば5号機における「スラッシュAT」のような仕組みを再現する事ができるので現在ホール運営において大きな足かせになっている「高すぎるベース」を緩和する事ができるようになります。
下の2つは主に演出面の話になりますが、画一化された感がある6号機のゲーム性に新風を巻き起こしてくれる可能性は十分に秘めています。
そしてしばらく前から話題になっていた「パチンコの天井機能」に関してもまた説明がありました。あくまでも「依存対策」ということで大当たりを保証する天井機能とは違うものであると前置きはありましたが、「回転数」で時短に突入する事ができるよう要望をしているとの事で、実質的には天井機能に限りなく近いものになりそうです。また、「回転数」以外にも「特図の図柄揃い」によっても時短に突入するという事ですが、言わずもがな本命はこっちでしょう。
パチンコに関してはここ数年で「設定付き」であるとか、あるいは「封入式」というのがホットワードとして語られる事が多かったです。どちらも「蓋を開けてみるまでどうなるか分からない」という論調で語られる事が多かったですが、実際に既に導入されている「設定付き」に関してはあくまで「封入式」とワンセットで運用されて初めて効果が測定できるものであるので、現状ではあまり意味がないと言わざるを得ません。ホールの方とお話をさせていただく時も、パチンコの設定に関してはかなり頭を抱えている方が多い印象です。当たり前です。現状では高設定を使う意味はほぼありませんので。
ですが、ここに「天井」が加わると、またちょっと話が変わってきます。
現段階ではパチンコはボーダーを切ったら打つ意味が無いので真面目に打っているユーザーほど減点方式で続行しています。ボーダーを切ったら即辞め。これはもう当然です。「高設定であれば今の回転数でもボーダーを超えているから設定示唆が出るまで打つ」とかそういう事を考えて打っているユーザーはほぼ居ないといっていいでしょう。
ところが「天井」が加わると上記の状況でもとりあえず打つ意味合いが出てきます。「ここまで回しちゃったから天井まで回そう」と。そうしてる間に設定示唆がでて実は自分の打っている台がボーダーを超えていたのが判明する、という状況はかなりシビれると思うので、これは結構意味がある変化だと思います。
現状完全にスベっていると言わざるを得ない設定付きパチンコですが、今回の「天井」として「封入式」、この2つでかなり状況は変わると思います。少なくとも封入式になったら設定付きを上手く使っていくしかホールの差別化の道は無いに等しくなってしまうので、これはもうかなりの激変となる筈。できれば封入式自体を無かったことにしていただきたいという本音は置いといて、どうせやるなら是非、今回の規制変更案も生かしていただきたいなと思います。というか、それがないとかなり不味いと思います。
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