台風とホール

先日日本全国を襲った台風19号。筆者の住む浅草の被害は大したことはなかったですが、被害に遭われた方々のことを思うと胸が痛みます。

 

また、今回の台風では結構な数のパチンコホールも被害を受けて休業に追い込まれております。筆者の知るホールも数件、浸水被害を受けております。もちろん各ホールとも保険にはしっかりと加入しているとはいえ、相当の日数の休業を余儀なくされるのは間違いなく、諸々の事情で企業としての体力が落ちている中で廃業を検討せざるを得ないホールさんもあることでしょう。天災はしかたのないことですが、本当に悲しい事です。

 

さて、そんな中で気になったのはとあるホールの話題です。なんと併設する立体駐車場を緊急時に無料で開放し、緊急時の避難場所として活用してよいとの施策を打ったそうです。しかも拡散はSNSを通じて。結果近隣の住民の方々から大変に喜ばれたとの事です。さらにとあるホールでは、復旧作業を行う作業車向けに駐車場を無料開放したとの話も聞こえてきます。

 

普段から「地域密着」を掲げるホールも多いと思いますが、筆者はこういう緊急時の活動こそが本当の意味での地域密着だと思っています。東日本大震災でも同様の動きはあったはずなのですが、ホールの慈善活動・助け合いの活動としては今回の方が活発だと思います。大震災当時、関東では当日にも休業せずに営業を続けたホールも多数ありました。結局そこからパチンコ廃すべし世論が高まり、輪番停電を境に業界イメージがコレ以上無いほどに下がりました。

 

今回の台風は、当時の苦々しい思いを経て得た経験が生きていると思います。痛ましい出来事でありますが、下を向いてばかりではなんにもなりません。学んで、そして実践していかねば、無意味です。そういう意味では、この業界もしっかり成長しているんだなと思いました。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

新着記事