エヴァンゲリオンの今と昔

2005年にビスティから発売された『新世紀エヴァンゲリオン』。

言わずもがな、市場に投入されたパチスロ5号機の第1号でした。

導入自体はSANKYOの『CRP花月伝説R』が早かったので意見の分かれる所ではありますが、これはいわゆる『新回胴』(パロット)でしたし導入もかなり少なかったので、ユーザーが初めて触れた『パチスロ5号機』という意味では、やはり名実共に上記の『エヴァンゲリオン』がそれにあたるでしょう。

 

当時はまだ『北斗の拳SE』や『俺の空』、『秘宝伝』などのみなし機がホールに残っている状態だったのもありますが、最初に触った時のなんとも言えない気持ちを今でも覚えています。それが既に14年近く前。改めて5号機時代の長さを実感してしまいます。

 

4号機から5号機へ。

ジャックインが無くなる。ボーナス絵柄は別フラグ。出玉率に関する規制はもちろんの事、特に4号機終盤に利益比率の大半を占めていたストック機が事実上禁止されてしまったのがホールにとっても、また当時の遊技機の出玉速度にすっかり慣れていたユーザーにとっても、驚天動地の大事件でありました。

私自身もそうですが、最初に『エヴァンゲリオン』を触った時の『なんとも言えない気持ち』はどちらかというとネガティブなもので、発売当初は物珍しさもあって稼働もついてきていましたがすぐにあまり回されなくなったのを覚えております。

ただ、今になって思えばこの初代『エヴァンゲリオン』は間違いなく名機でありました。

 

設定差のある小役確率もそうですが、REG中の技術介入要素やRTの使い方など、その後の5号機ノーマル機(RT機)の方向性を決める、一種の教科書のような作りになっていたと思います。

実際、みなし機の設置比率が下がっていくに従って『エヴァンゲリオン』の稼働は少しずつ上がって行き、最終的には充分に良好な稼働を記録するようになった……というホールも多かったのではないかと思います。

この辺りは本格的な5号機時代に向けた取り組みの一貫としてホールが積極的に設定を使っていたことと、件の機械が持つベル確率による『設定判別の楽しさ』が上手くリンクした結果といえるでしょう。

 

さて、6号機一発目の『HEY!鏡』から遅れる事4ヶ月。

いよいよ6号機でもエヴァンゲリオンシリーズが遊べるようになりました。

『パチスロエヴァンゲリオンAT777』がそれです。

現状、高純増がウリの6号機ですが、差枚管理で777枚の大量獲得が約束されるプレミアムボーナスを搭載するのは、間違いなく6号機での機械作りの最適解のひとつだと思います。

今の所それなりに動いているホールも多いようですし、ユーザーの評価も悪くなさそうです。何より実際に自分が打った所、いきなり777枚のボーナスを引いたのでかなり満足しております。

 

5号機初期にノーマル機のありかたを提示したビスティ。

あるいは『パチスロエヴァンゲリオンAT777』もまた、6号機の差枚式高純増AT機のありかたとして、定着するのでしょうか。

~ 次回の予定 ~ 未定~

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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