ホールの喫煙事情
日本たばこ産業によると、2018年の喫煙率は男女平均で17.8%だったそうです。
もちろん地域差や年代による差はあるかと思いますが、近年は街中で見かける灰皿の数も減ってきており、喫煙者である筆者も実感として少しずつ、肩身が狭くなってきました。
時勢を受け、ホールにおいても以前から分煙・禁煙化への自主的な取り組みは行われておりましたが、いよいよ2020年4月1日からは本格的に全面禁煙となるようです。
ただし、あくまで全面禁煙は遊技エリアのみでの話。
排煙設備がある喫煙所を設置する事は可能なので、全国のホールはここから完全禁煙で営業するか、あるいはコストをかけて分煙設備を作って営業するかの二択を迫られる事になります。
皆さん覚悟されていた事とは言え、特にぎりぎりの面積で営業している都市型のホールにとっては厳しい選択になるのではないでしょうか。
さて、完全禁煙・完全分煙が売上に与える影響に関しては、一部の大型店舗は以前から試験的に禁煙フロアを導入するなどしてデータを取られていたようですが、メインユーザー層の年齢比率や男女比率に地域差がある以上、「これが正解」という判断基準は正直な所、現状はまだ見えていないのではないかと思います。
排煙設備にコストをかけ、さらに遊技機の設置面積を減らしてまで分煙化を行なうべきかどうか。いっそ全面禁煙で営業した方が女性の新規ユーザー獲得に繋がるのではないか。また禁煙化によって削減できるコストがあるのも事実ですし、これらのメリット・デメリットをこれから具体的に精査していく必要があります。
筆者も喫煙歴がそうとう長くなって参りましたが、最近は紙たばこを吸っている人を見かけると同志を見つけたような気分になります。
今後、少なくともホールで同志を見つける事ができなくなるのは、少し寂しいような気もしますが、これも時代の流れ。仕方の無い事かもしれません。
先日はいよいよ最寄りのコンビニの前からも灰皿が姿を消してしまいましたが、めげずに吸える場所を探して吸っていこうと思います。
~ 次回の予定 ~ 未定~
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