~第五弾 禁煙化による展望と販促について~

こんにちは、パチンコ遊技をしている際に下皿付近にアイコスを置いるだけで、お隣の非喫煙者の方が嫌な顔をしながら分煙ボードを引っ張り出す姿を見ると喫煙者の肩身の狭さを感じずにはいられないピーマップス広告営業部の川添です。

冒頭から図表ばかりとなってしまいましたが、健康増進法の一部を改正する受動喫煙防止法案が可決された場合は2020年4月1日に、パチンコホールで遊技しながらの喫煙が出来なる可能性も出てきました。

図-1、図-2の参加遊技者の性別・年代別をみても半数以上の割合が喫煙者でもあり離反してしまうことを危惧されるホール様が圧倒的だと思います。ただし、休止者・未経験者の割合では吸っていたがやめた・吸わない割合が圧倒的に多いため、タバコに嫌な思いをし離反した方もいる可能性もあるため、その層へホール様がターゲットとしたい男性・女性、年代別のターゲットを絞った訴求も今後の課題といえます。

 

図-3より休止者・未経験者の『タバコの煙に対する気持ち』でも不快に思っている方が多いことが伺えます。 遊技参加者の半数以上が喫煙者である以上、行政も遊技客が離反しかねない要因となる強化策をホール様に負担を強いれば業界環境も厳しさを増すため、1930年から庶民の身近な娯楽として歴史を支えてきたホール様や、それに附随する様々な産業を瓦解する恐れもあり経済的損失を考えた場合、行政が安易に強攻策を到底するとも思えません。 ただし、現状の遊技参加者の理解を得ながらも受動喫煙を防止するための環境整備・販促を今からでも着実に進めていく必要性があると思います。

 

・販促自体も遊技参加者に受動喫煙に理解を示してもらう販促

・電子タバコを吸われる方に向けた販促

・タバコを吸われる方に向けた販促

・休止者・未経験者に向けた販促

現状のターゲットに対応するチャネル数では訴求が不足してしまうため、受動喫煙対策を踏まえたチャンネル数を増やす時代が来ると思われます。

 

図-4では全国のホール様が「建物内原則禁煙(喫煙専用室は設置される)」となり、店内で喫煙が出来なくなった場合、プレイ頻度・滞在時間は変わらないが4割以上となっており、極端に影響がないことが伺えます。

 

既にグランドオープン時から完全禁煙をコンセプトにしたホール様も結構あります。販促の協力をさせて頂いている都心にあるB1F・1Fがパチンコ完全禁煙フロアのホール様も2015年8月にグランドリニューアルしてから当初はパチンコのお客様が喫煙可のホール様へ流出が止まらず苦戦を強いられておりました。 タバコを吸わないことによるメリットなどの冊子、タバコの臭いが付かない、快適さ、健康のためをアピールしたアドトラックなど販促を実施して完全禁煙のコンセプトを一貫しながら地道に反復訴求をすることで徐々に地域やプレイヤーに浸透してきたこと、社会的に喫煙のイメージが悪くなっている風潮の現在、コンセプトの一貫と社会的悪いイメージの2つの歯車がいい方向に噛み合ってきたことにより、当初の稼動に比べて上昇傾向となり協力している立場として、自身のノウハウの蓄積にも繋がり嬉しい限りです。

 

遊技中は遊技に集中して、喫煙したい時には喫煙所で一服するスタイルも「空気がキレイ」「服に臭いがつかない」「副流煙により健康が害されることがない」などのメリットに魅力を感じる層も、受動喫煙対策が実現化しタバコに対する世間の風当たりがさらに強くなるとメリットを感じている層もより増えることだと思います。 また、受動喫煙対策の段階的な販促、情報発信のポイントのご提案など含めて弊社では低コストでホール様の負担を減らしながら共に歩む姿勢で受動喫煙対策をしていければ幸いです。

 

次回では、私のお手伝いしているお店の販促事例のお話を踏まえながら、低コストだから出来た『継続は力なり』を示すことのできた事例などご紹介できればと思います。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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