これからのパチンコ店の販売促進を考える ～第三弾　更なるクリーンナップイメージを求めた販促にむけて～

こんにちは、先日、猛暑でしたが以前から興味があった東京シティ競馬へ８月１２日の日曜日に行って参りました。　初めてのことだらけで戸惑いながらも楽しみながら、競馬焼けをしてさらに黒くなった気がする株式会社ピーマップスの広告営業部、川添です。

前回、ご挨拶とパチンコ業界の歴史を簡単ながら振り返りをさせて頂き、今回は、中央競馬の売上げ微増していること、また、それ以外の公営ギャンブルの売上推移なども加味しながら、パチンコ業界における販促で学べることがないのかをフォーカスしたお話を出来ればと思います。

中央競馬は、私の最寄だと東京競馬場となるのですが開催日が当分無いため、地方競馬となりますが東京シティ競馬場が丁度開催日であるため、足を運んで参りました。　また、それに伴い地方競馬をはじめ競艇や競輪などの公営ギャンブルとパチンコでの売上推移を比較する図表１を作成しました。

※図表１

公営ギャンブルの利点でもあるパソコンやスマホから投票を楽しめるオッズパークなど参加が非常に便利な点もあり、スマホの普及率と比例して売上げが微増している種目もあるため単純比較するには無理はありますが、全般的に言えることとしてあげられることが『イメージアップ』のための広告を相当行っていること。設備面においても大きな投資をすることで清潔感あふれる空間にして女性にも優しい環境になっていることが伺えます。

東京シティ競馬場（ＴＣＫ）へ行ったのが日曜日ということもあり、想像以上に家族連れで子供も多く、若いカップルや女性同士で来られている方も多く見受けられました。

・今流行りのインスタ映えを狙う販促を『トゥインクルイッテクル』
・ＴＣＫの楽しみ方デート編で競馬以外の魅力をアピール
・雑誌の東京ウォーカーによる『東京CUTE競馬部』では女性がＴＣＫをレポートすることで女子目線による魅力を掘り下げ

上記の様な若年女性層をターゲットとした販促もぬかりなく行っておりました。

また、施設内の飲食店も大衆料理からお洒落なレストランまで幅広く、冷暖房の効いた指定席で競馬を楽しめるのも魅力的です。　平日開催でもトゥインクルレースが開催されていれば『あなたに新しい夜の遊びをプラス』というキャッチコピーで会社帰りでも楽しめることをアピールしているため、一昔では競馬＝ギャンブルという鉄火場のイメージからトレンド性の高いアミューズメント施設へ転換した事に行って見て痛感させられました。　私のような馬券の買い方も知らない初心者も競馬コンシェルジュが丁寧に教えてくれるのもとても嬉しいポイントで、喫煙所以外は全て禁煙であり、タバコの吸殻がポイ捨てがされてるという光景は一切なく非常にクリーンな印象を強く持ちました。

パチンコ業界において依存症問題などメディアで取り上げられている昨今、家族や恋人や友人に大手を振ってパチンコしてくる！と言えない環境になりつつあるのも遊技人口減少に繋がっているのかもしれません。　また、公営ギャンブルのように業界全体を巻き込んで大々的なイメージ戦略で広告を打つということも、我々パチンコ業界では簡単なことではありませんが、地域との密着性を高めるという小回りを生かした販促で小さいことからコツコツと実施していくことでイメージを少しでも良い方へ印象を与える販促はやっていく価値があると、私個人では考えております。

パチンコ店舗周辺エリアの飲食店やコンビニなどにホール様のアピールツールを置くことでヘビーユーザー以外に対しても情報を与えるポイントを設ける。　また女性層をターゲットにしても情報を与える機会が少ないため、他の情報価値（雑誌や媒体）と併用して情報を与えるなど、もちろん大手チェーン店で実施している所もあります。広告代理店ではコストが嵩むのでは？と危惧されてしまうかもしれませんが、弊社では、その点もノウハウを生かすことでご満足頂ける価格と内容で実現しております。　ホール様の魅力やターゲットを明確にした施策をヘビーユーザー意外に伝えるアプローチを実施検討してもいい時期ではないでしょうか。

パチンコホールには様々なエリアからお客様が来店される場所でもあり、地元地域の経済に与える影響も少なからずあります。その影響をより与える販促のやり方を考えていくことで地域密着性を高めることも出来ますし、既に様々な広告代理店が行ってきていることだと思います。しかし実際その様な施策でも協賛店舗とホール様を繋ぐだけのフェーズで終わりがちで、そのままホール様の周辺の地域や協賛店舗様と音信不通になっている残念な事例が多いことも事実です。

次回のテーマでは地域密着販促のお話をメインにしたいと思っております。
上記に書きました『音信不通』になってしまう部分も過去の参考事例や原因、理由などもお話出来ればと思います。