厳しい広告規制の今だからこそ「ハロウィン」を考える

先日空いた時間でSNSを眺めていると、とあるホール法人様による面白い試みを発見しました。その名も「ハロウィンコスプレ総選挙」!

「ハロウィンコスプレ総選挙」なるもの、ホール様が勝手に盛り上がり、お客側があまりワクワクを感じない、よくあるイベントなのかな~と思い調べてみたのですが、内容を見てみて少しビックリしました。曰く、ハロウィンコスプレの写真をツイッター上でエントリして選挙(?)を行い、成績優秀者は店内のショーケースに写真を展示する。そして表彰状も授与するというのです。

 

去年私が書いたこちらの記事

(https://www.pachinko-genki.jp/blog/ichikawa/20181029/harowin/)では「ぱちんこをする客層は、ハッキリ言ってハロウィンなど興味がないのです」と述べましたが、それは店舗様側が勝手に盛り上がる、言い方は悪いかもしれませんが、独りよがりなイベントに関してです。スタッフさんがメイド服やかぼちゃの被り物をしたところで、なんにも意味らしい意味を感じないのです。

けれども、お客様も巻き込んで一緒に盛り上がるこういった形のインハウスイベントは(運営は大変かもしれませんが)店舗様のPR的にも、また、広告規制以降の集客・ブランディング、そして話題作りの形としては大いにアリなのかなと思いました。

 

今は良くも悪くも出玉をアピールして集客を行うという昔ながらの手法は通用しません。いわずもがな、規制の影響です。そこで皆様考えに考えSNSを活用したブランディングをこぞって採用されているようですが、ただ漫然と当たりそうなゆるキャラを作ってアカウントを運営したり・・・また特定日にきぐるみで店内を練り歩いたり・・・それだけでは、なかなか話題にならなくなってきているというのが現状ではないでしょうか。既に飽和してしまっているのです。

 

運営の手間はかかるかも知れませんが、こちらの法人様の様に季節感を出しながら、独自の「出玉に関係のない」イベントを定期的に行うことで、ユーザーを巻き込んで一緒に楽しみ、地域のお客様(常連客)は勿論のこと、SNS上で愛される店舗を目指す!というのは、(SNSが万栄しお客様同士の繋がりが強くなった今だからこそ)尚威力を増すのだと思うのです。そしてこういった取組は、ぱちんこをしない人や、自店の常連客でない新規客の獲得の手立てになるのではないでしょうか。

 

日本にはお正月やバレンタイン、クリスマスにホワイトデー。その上お花見、お月見、紅葉狩りときて恵方巻!四季折々の無数の風物詩があります。

一度方法論がしっかり確立できれば、毎月だって開催できるのではないでしょうか。ポイントはお客様を巻き込んで、話題を作ること!上手く運営できれば、面白いかもしれませんね。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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