悪しき「習慣」を断ち切るチャレンジ

自宅からほど近くにある、昭和の時代を思わせるホール様。お世辞にも繁盛店とは言えませんが、東京都下のしがない私鉄駅近辺に位置し競合店もなく、常連客に支えられている典型的な地元密着型の小規模なお店と言ったところでしょうか。

問題はこの先です。こちらのお店、常連のお客様が自分達の都合の良い「習慣」をルールとして勝手に作りあげてしまい、それが「当たり前に」なってしまっているのです。

例えば、お客様が台を確保しつつ他の台で遊技をする「掛持ち遊技」が「当たり前に」横行しています。

例えば、お客様はハンドバック等の手荷物を隣の空き台に「当たり前に」置いて遊技をしているのです。

(今どきまだあるんですよね。こういうお店が・・・・)

「台が空いているんだから良いでしょー」ってところなのでしょうが。。。。

 

よって、こちらのお店では、打とうと思った台に玉やら荷物やらがあると、座れないわけです。客同士で「あのー、この台打ちたいのですが、空けてもらえます?」などとはなかなか言えないものですから。そして、本来そういった迷惑行為を防止すべき立場のお店も、それを黙認しているのです。毎日来てくださるお客様を逃すようなことはしたくないのでしょう。

けれども、こういう類の「習慣」は今いるお客様には心地良いかもしれませんが、これから新規で入ってくるであろうお客様への間口は確実に狭めてしまうものです。

いくら「毎日来てくれるから」、「多額を落としてくれるから」といって、こういった最低限のルール違反はスルーしてはいけないのです!不良行為を野放しにすることを不愉快に思う一見客は間違いなくそのお店には二度と行かないでしょうし、そうなると今いるお客様以上に客数を増やすことは難しくなるのです。

そして勿論私もそちらのホール様には足が遠のいていたのでした。

とある夜の時間(22時過ぎでした)、そちらのお店の前を通り掛かり、チラッと店内を覗いてみたのですが。

あららら・・・どうしたことでしょう?いつもに増してお客様がいないではありませんか!毎日の顔ぶれ(常連客)もいません!何が起こったのだろう??と興味本位で店内に入り少し遊技をすることに。買い物帰りだったため、そして閉店間もない時間帯だったため、もう他のお客様も来なかろうと(こちらでは「当たり前」となっている)隣の空き席に荷物を置いて遊技をはじめたのですが、スタッフさんが私のところに来て

「大変申し訳ありませんが、隣の台に荷物は置かないでください。ロッカーはあちらにありますので。」

と言うではありませんか。

「当たり前に」皆やっていることなのに・・・・

閉店間際なんだし・・・

などと思いつつ他のお客様を見ると、今まで「当たり前に」していた隣席への荷物放置をしておらず、バックを膝の上にちゃんと置いて遊技しています!掛け持ち遊技の姿も見当たりません。

そして、台間には今までにはなかった「荷物や玉を置いての台の確保はご遠慮ください」との注意事項が張られているではないですか!

 

きっとこちらのお店(今更ながらですが)、台の掛け持ちや荷物の放置を禁止しよう!ということになったのでしょう。そしてそれを徹底するために、閉店間際であっても、しっかり順守していたのでしょう。閉店間際ならば等とその場の状況で許容し甘いことをしていたのでは、「この前は注意されなかったのに、何で今日はダメなの?」とお客様に足をすくわれ、トラブルになるものですから。

もしかしたら常連さんが居なかったのは、この「習慣」の排除を嫌って、こちらのお店を離れてしまったこともあったのかもしれません。

 

でも、それで良いのです!悪しき「習慣」は改められるべきことですし、それを排除しなければ、正常な新規のお客様は増えていかないのですから!

そう、悪習を断ち切るには、相当の覚悟と徹底した管理、そして時間が必要なのです。そしてそれには多少の犠牲(悪しき「習慣」を支持する悪しき客が離れるという覚悟)も必要なのです。

少し低次元な改革ですが・・・でも、正しい方向への取り組みは前進です。

この先も、この悪しき習慣を死守する常連勢力と何らかのトラブルがあるかもしれませんが、諦めず頑張ってほしいですね。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

新着記事