「PA スーパー海物語INジャパン2with太鼓の達人」を考える

来月6日納品予定で三洋さんから「PA スーパー海物語INジャパン2with太鼓の達人」が販売されますね。ホール関係の知り合いに聞いたところ、かなりデキが良いようでまずまずの高評価です。それを証拠に、甘海シリーズは今後11月の3R甘の後継機そして沖海5甘が予定されているにも関わらず、今回のジャパン甘に注文が殺到しているそうです。それは、2016年に発売された「CRA海物語3R」以来の甘の確変ループ機であること、そして近いスペックである「3R」が高稼働を続けたこと、その上に現在設置されているCRの甘デジ36万台超があと1年半後の2021年1月末に全て外さなくてはならないことからでしょう。

 

ジャパンシリーズは海物語シリーズにおいてワチャワチャ賑やかで可愛らしい演出が特徴ですが、前作の「桃太郎電鉄」とのコラボに対し、今回は「太鼓の達人」とのコラボ。なかなかマッチしたペアリングですね。しかも、回転体役物のジャパンフラッシュがパワーアップしたなど、迫力は更に増したようです。そして、長期遊技者向けなのでしょう。プレミア演出もタップリ用意されているようです。一機種をしつこく打つ私のようなユーザーにはとても魅力的に感じます。

 

今回のジャパン甘は確変ループ機であることと出玉が多い使用であることから、沖海甘や大海アグネスとは一線を画す存在になること間違いないでしょう。ここ最近甘海コーナーに盛り上がりが欠けていた感があるので、活気を取り戻す良い起爆剤になるのではないでしょうか。

 

さて、かなり期待ができる今回の海ジャパンの甘ですが、中高年の海ファンとして、私が気がかりな点があります。

それは先ず、大当たり中にコラボしている「太鼓の達人」のリズムゲームをボタンプッシュでユーザーが遊べる点です。今回画期的にも演出を見て楽しむことから遊んで楽しむスタイルに変わったわけですが、これを遊びこなせる中高年の海ファンがどれほどいるのでしょうか?高齢者はプレミアなどのレア演出も気づけないことがよくあるのです。しかももともと「太鼓の達人」というゲームにどこまで親しんでいるでしょうか?ゲームを遊ぶということを理解され受け入れられるのか?そこが心配です。

中高年層が「楽しそう!」「ボタンでゲームをやってみよう!」と積極的に参加できるように、ホール様は、「太鼓の達人」というゲームの説明や、遊び方を分かりやすく解説したポップ等の用意をしていただくべきだと私は思います。この参加型のゲーム性がウケれば、今後のぱちんこの遊びには新たな可能性が見えるのですから!ここはフォローをしっかりしていただきたいですね。

 

そして、もう一つの気がかりは、3Rよりも出玉があり時短込み継続も高いことから、当然ホール様側からすると利益が取りづらくなるであろう点です。甘海は勝った負けたよりも、中高年層が長い時間楽しみ日常を過ごす、時間消費型のコーナーであるべきです。くれぐれも粗利ではなく稼働を重視し、スタートの確保をして運用していただきたいですね。

 

今回のジャパン甘が、甘デジコーナー全体が再び活気付く火付け役になることを期待しつつ!

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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