ハラスメントについて考える
間もなく、パワーハラスメント(パワハラ)防止を義務付ける関連法が成立するとのことです。
つい先週の話です。昔からの知り合いの大先輩と久し振りにお会いしお食事をしたのですが、その方少々セクハラ?パワハラ??が過ぎる傾向にあるのです。
私を見るなり
「おまえ、ババーになったなー」
「ケツが垂れてるなー」
など、随分の言い様なのです。
確かにその方は、昔からそういうきらいがあったのですが、昔はハラスメントなどと言う言葉事態もなく、又受け止める側も「仕方ない」で片付けていたように思います。けれども時代が時代です。きっと今も変わらずでいるその先輩、色々なトラブルを生んでいるのでは?と思ってしまったのでした。
私が運営をしていますPBSサイトで、隔週水曜日にエッセイを寄せてくださっている株式会社kaika 三浦真理恵さんが、とても興味深い記事を今回あげてくださいました。
ハラスメントについて私達より上の世代はまだまだ認識が甘いのは確かなことです。
以下貼付いたします。一読していただければと思います。
~ ほんのちょっとの想像力でハラスメントは防げると思うという話 ~
先日、twitterでこんなツイートを目にしました。
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セクハラやパワハラなどは、「昔は良かったけど今はダメ」なのではなく、「昔からダメだったものがやっと言語化された」だけですよね。それで「生きづらくなった」と思う人は、今まで生きづらかった人の分だけ生きづらくなってくれていいと思う。
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なるほど、と思いました。そうですよね。きっと昔から許されていたわけではなかった。けど、こういうものだと思っていたし、思わされていたし、少々の違和感は心にしまわざるを得ない感じだった。
それが、ネットやSNSが普及して、今まで見えなかったものが見えるようになり、今まで知り得なかった情報を知れるようになり、声を上げにくかったことにも声を上げやすくなった。
もちろんハラ・ハラ(なんでもかんでもハラスメントだと騒ぎ立てること。ハラスメント・ハラスメントの略)は良くないし、そんなことを言うつもりもありません。
これだけ様々なハラスメントが世間で認知されている今、あからさまなハラスメント行為をする上司はあまりいないように感じます。が、お酒が入るとちょっと…という方がいらっしゃるのもまた事実。 そしてパワハラやセクハラとは無縁な方々までもが、いつハラスメントだと言われるかビクビクしながら話題を選び、叱ることもできず、部下との距離は縮まらず、部下も育たず…といった状況に陥っているようにすら思えます。
お酒の席などでも、「なんでもかんでもハラスメントになるから厄介!」なんて話をよく聞きます。でも、そんなことはありません。若手や女性だって、なんでもかんでもハラスメントだと騒ぎ立てたいわけではないのです。
とは言えハラスメント対策も、ハラ・ハラ対策も、これさえ気を付ければ大丈夫!といった絶対的なものはありません。 境界線はとても曖昧で、言われた側がハラスメントだと思えばハラスメントになってしまう。だからこそ、「何を言うか」よりも「誰が言うか」が重要になります。日々のコミュニケーションによる意思疎通や信頼関係の構築が大切です。
少々刺激的な言葉を発しても嫌われていない人の特徴としては
・見た目も言動も清潔感がある
・相手が傷つく可能性のある冗談は言わない
・他人をネタにして笑いを取らない
・聴き上手(あいづち上手)
・褒め上手(見た目ではなく努力を見つけて褒めることができる)
この5つでしょうか。
そして大切なのは、ほんのちょっとの気遣いや、ほんのちょっとの想像力。
「自分がそれを言われたらどう思うか」
「口に出す前に相手の立場になって考えてみる」
「自分が言われて嫌なことは言わない」「自分がされて嫌なことはしない」
これを意識するだけで、ハラスメントって減ると思います。
多少なりとも危機感を感じている方は、ぜひあまり怯えないでください。そして、ほんのちょっと、想像力を働かせながらコミュニケーションをとってみてください。
※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。