ホール内の喫煙場について考える その2
先週タバコ吸いの戯言をツラツラと記しましたが、今回もその続きとばかりにタバコに関するお話です。
ホール関係者でタバコを吸わない人が最近多くなりました。タバコにご縁のない方には、興味のない話題だと思います。けれども、ぱちんこユーザーの喫煙率は高いもの。ホール様が喫煙者の生態を知っていることは無駄ではないと思いますので、どうぞ今回もお付き合いください(笑)!
ここ数年、加熱式電子タバコを吸う人が増えました。直接火をつけるものではないので、煙が出ないことや刺激臭が少ないことから、従来の紙タバコ派がこぞって電子タバコに乗り換えているのです。かくいう私もその一人、アイコスを愛用しています。電子タバコは、物を燃やすわけではないのでタール量が軽減され、人体への悪影響も低減できるのなどメリットがあるようですが、その逆に不都合な点もあります。
電子タバコはホルダー部を充電し、更にヒートテックと呼ばれるスティック状のものをホルダーで充電し、タバコを指して吸う仕組みとなっています(アイコスの場合)。ですので、長い外出時などでホルダーのバッテリーが切れてしまうと、もはやタバコを吸うことができなくなるのです。
又、電気製品であるがゆえ、故障などのトラブルもままあります。一旦故障してしまうと、(勿論代替え機を送ってもらえますが、それが届くまでは)もうどうしようもできません。
こうしたタバコを吸いたくても吸えなくなる事態を招くことが、紙タバコにはない、電子タバコの最大の短所と言えるでしょう。
さて、タバコ豆知識はそこまでとして、本題です。
先日仕事帰り、あるホール様に遊びに行ったのですが、台に座り30分ほどし、2本目のタバコを吸おうとした時に、アイコスのバッテリーが切れてしまっているではありませんか!
そうなると、どうすべきか?従来の紙タバコを吸うか、タバコ自体吸うことを我慢するか、若しくは家に帰るかの三択となるのです。ホールに遊びに来て、間もなくの時です。帰る気持ちにもなれず、紙タバコを景品で交換して吸ってみたのですが、既に紙タバコを美味しいと思えなくなってしまった私は、それでは我慢ができず。。。仕方なしに、そのホール様を後にし、お家に帰ったのでした。
こうして、タバコが吸えなくなったことで、まだ遊技をしたいと思っているお客様がホール様を去らざるを得ないのであれば、それはとても勿体無いことだなと思います。
今後ホール様が喫煙所を設備し、喫煙者の排除を選択しないのであれば、徹底的に喫煙者にやさしい場所作りを演出してみてはいかがでしょうか。
例えば電子タバコの充電器の無料貸し出しをしたり、故障時に備えホルダーなどの部品貸出などのサービスをするのです。更には、電子タバコは一定のお掃除が必要なので、お掃除アイテムなどを喫煙所に用意するのです。アイコス以外にグローやプルームなど様々な電子タバコがありますので、それら全てに対応できる用意をしてみてはいかがでしょうか。こうして、喫煙者の救済サービスを備えることは一考の価値があると思うのです。
勿論、これが今の世の流れとは逆行していることは充分承知しています。長い将来を考えれば、ぱちんこユーザーの喫煙率も自ずと下がることでしょうから、わざわざ喫煙者を優遇するサービスの必要性はないかもしれません。けれども、今の今を考えれば、喫煙者は確かにいるのです。「タバコが吸えるところ」「喫煙者の駆け込み場所」として世間様に認知していただき、肩身の狭い喫煙者の支持を集めるのも悪くはないと私は思うのです。
他の業種では、決して積極的に取り組むことではないでしょうが、大人の遊び場であるぱちんこホールでならば、と可能性を感じるのです。
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