ホール内の喫煙場について考える

恥ずかしながら、タバコ吸いです。受動喫煙の対策も進み、最近ではどこでもかしこでも禁煙禁煙、「喫煙=悪」とされ、肩身の狭い思いをしております。

かつては喫煙者が中心の世の中でした。駅のホームしかり、飛行機内しかり、当たり前に喫煙可能でした。煙にはできるだけ配慮しましょうー程度の認識でしたので、嫌煙家にはさぞ生きづらい社会だったでしょう。今は昔の話です。

 

少し前までは、打ち合わせ等の合間の移動で、一本吸いたいなーと思うと、ワンメーターでタクシーに乗り一服タイムとしたりしていましたが、それも今では叶わなくなりました。そして、タクシーの代替でぱちんこ店に入り、1パチコーナーに行って一服するようになりました。しかし、それができるのも来年3月までのことです。受動喫煙防止法案によりホールの遊戯場では完全禁煙になるのです。残念ですね。

 

今後益々喫煙者の肩身は狭くなる一方でしょう。

さて、いよいよホール様は今後完全禁煙で営業をなさるか、分煙設備を作って営業をなさるかの選択をしなくてはならない時期にきました。資金の兼ね合いや、スペースの問題があり、簡単には設置することに踏み込めないホール様もあるかと思いますが、極端な話、私は、遊技機の数台を削ってでも、喫煙所を設備すべきだと思います。喫煙場所がホール内に全くなければ、喫煙をする遊技客に敬遠されることは当然です。また、前述したように、街うちで喫煙場所が減っている流れの今、本来遊技と無縁の喫煙者が、「タバコを吸える場所=ぱちんこ店」として認識し、喫煙を目的にホール内に足を踏み入れてくれる機会を作ることができるからです。ぱちんこを身近に感じてもらえる好機となり、ユーザーの裾野を広げるひとつの取り組みになると思うのです。

 

また、喫煙所をどのように演出するかも一考だと思います。

よく駅構内やビル内などに喫煙ブースが設けられていますが、それらの殆どが、薄暗く居心地が良いとはとても言えないものです。一服するとよく言いますが、もともと「一服する」の意味は、「茶やタバコをのんで、休息すること。ひと休みすること」です。つまりタバコ吸いはリラックスをしたくて喫煙するのです。けれども、今ある喫煙所のどれもが、ただタバコを吸える場所であるだけで、そこでゆっくり一休みができる居心地の良さはありません。そそくさとタバコを吸って、サッサと出ていく、これが今ある喫煙所の姿なのです。清潔感のある、ゆっくりと休憩できる環境を作れれば、他の喫煙場との明らかな差別化が図れるのではないでしょうか。「タバコを吸うならば、あそこのぱちんこ店に行こう!」こうして、選ばれる場所を作れれば、人は寄ってくるものです。そう,綺麗なお手洗い作りを売りにし、差別化を試行してきたように。

 

序に、喫煙者と言っても、今では2つの派に分かれることを理解しておいていただくべきでしょう。従来の煙が出る紙タバコを吸う派と電子タバコ派です。因みに私は1年前から電子タバコに変えました。そしてその途端、タバコの煙が鼻につくようになったのです。タバコにご縁のない方にはどっちもどっちという感覚でしょうが、タバコ吸いの中では微妙な違いがあるのです。電子タバコ派は従来の紙タバコの煙を嫌うものなのです。ですので、同じ分煙設備で喫煙をしていても、あまり心地の良いものではないのです。たまに喫煙スペースが紙タバコ用と電子タバコ用と別れてあったりすると、ニクイ気遣いだなーと歓心します!もしスペースが十分おありのホール様は、いかがでしょう?

 

今や喫煙者と非喫煙者の立場は形勢逆転しました。百害あって一利なし「タバコなど吸う人間が悪い!」という風潮で、タバコ吸いには生きづらい世の中になってしまったのです。けれども、もう少し喫煙者の権利も考えていただければ有難いものですね。

 

タバコ吸いの勝手な言い分でした!

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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