「Pスーパー海物語INジャパン2」の役割
5月に三洋物産から「Pスーパー海物語INジャパン2」が発売開始となるようです。
今回のジャパンは、ご存知のとおり、2015年12月に導入された海ジャパンの2作目で2段階の設定付きとなります。
初代ジャパンを踏襲しつつ新たな演出がかなりプラスされているようですね。例えば、ジャパンモードではふすまアクションが追加されました。スーパーリーチは浮世絵、マリン和傘、ウリン流鏑馬もパワーアップです。お祭りモードも兆し予告、マリン和太鼓リーチ、ナイアガラリーチなどがブラッシュアップされています。今作は時短が80回になり、多少の不安はあるものの、通常大当時にランクアップボーナスが採用されています。そして!スペシャル魚群は何と!3Dポリオゴン魚群!!海ファンとしては期待をせずにいられません。
今回のジャパン、海ファンである私の個人的な好みだけではなく、色々な面から考えても貴重な一機種になると思われます。
なぜならば、2021年2月の新規則への完全移行が迫ってきているからです。その上、今年来年は国内での催し事が盛り沢山あるのです。5月に新元号、6月にはG20サミット、そして9月にはラグビーW杯の開催という具合に。更に来年にはオリンピックが開催されるのです。賑やかになることは楽しいことですが、我らが業界では、それに伴い入れ替え自粛などが行われるかもしれません。
入れ替えができないとなると、新しいものに飛びつく若者層ではなく、中高年層にターゲットを絞った機種を揃えておくべきでしょう。そして、今回の海ジャパンがまさにその代表となるのです。
現状海ジャパンはホールに多数設置され、メインで使われているホール様も見受けられます。その後継機となる今作が、海ファンが注目することは間違いありません。導入することで海コーナーの活性化に繋がることは勿論のこと、万が一入れ替え自粛が行われた時には、定番である海等に稼働が偏ることは明白なのです。2021年1月の撤去問題を考えずとも、それまでの間ホール様を救うべき機種として抑えるべきと言えるのです。しかも現状、新規則のハイミドル機はなかなか検定を通らないとの噂も聞きます。
自粛が行わられることを前提とした話ではありますが、今市場に出回っている中高年層が好む機種を中古導入することも一考でしょう。現に「大海4」の中古価格が高騰しているようです。他、「冬のソナタRemember」などにも言えることですが、親しみあるコンテンツや単純な確変ループのゲーム性は、高齢層が安心して遊べる機種=長寿命機として、ここ最近ニーズが高まっているように見受けられるのです。
「大海4」アウト・稼働・中古価格の推移
「冬のソナタRemember」アウト・稼働・中古価格の推移
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