私がファンになったホール様
前々回のブログで「好感度」について触れました。
今回は私が個人的にその「好感」を持ち、それを超え「ファン」となっているホール様をご紹介したいと思います。
そのホール様の名前をあげることは、ここでは差し控えたいと思いますが、山手線沿線の繁華街に立地し、大手法人ホール様も多数ある中、300台ほどの小型店で低貸し比率も高く、地元高齢層に的を絞り営業なさっているという印象の店舗様です。正直お店も古く、設備も万全ではありませんし、新機種と中古機をうまく選別し、毎月少量づつ導入なさっている状況です。きっと機種導入での競争力では他所のお店には敵わないという判断もあるのでしょう、要するに機械に依存をせず、自店の個性を全面に出し常連客を大切に営業をなさっています。
その個性とは、とにかく「親しみやすさ」があることです。お店が考えたサービスを一方通行でするだけでなく、「お客様の意見やご要望もお聞かせください」「みんなで居心地の良い遊技場を作りましょう」という取り組みです。例えば店内は、常連客の中高年層がわかり易い様に、前日の最終回転数や大当り回数の履歴などを手書きで毎日掲示しています。例えば「あったら良いな」と思う景品があれば、お聞かせくださいと呼びかけています。又、毎月月初めには会報を会員宛に送っています。そして、これがまた良いのです!丁寧に作られていて、活気と親近感溢れるものなのです。
その会報では、導入予定の新機種や景品の情報やその解説を丁寧に載せています。それ以外に、例えば地域のお祭やイベント情報、時には近所のお食事処のレポートやスタッフさん自身の日常や趣味についてまで、地域ネタや身内ネタが様々掲載されているのです。「どんどんスタッフに話かけてきてください」と呼びかけながら。
お客様が安心してお店に足を運べるよう、ぱちんこに対して、そしてスタッフさんに対して、親近感を発信しようという徹底さを感じます。
最初は特に「あぁ、送ってきたか」程度の感覚でそれを受け取っていた私ですが、月を重ねるごとに、その便りが来ることが楽しみになってきています。そして、そのホール様に行くと、スタッフさんがもはや他人に思えないのです。だってその方の人となりを充分に知ってしまっているのですから。
こんなことを客である私に思わせてしまうこのホール様は、ナンバーワンになるのではなく、どことも違ったアプローチで、たったひとつのオンリーワンの遊技場を目指しているのでしょう。
ホールの現場ではとかく、「機械台に予算をかけてくれないからうちはダメなんだ」など会社に対する不平や不満の体制批判の声を聞くものです。今ある環境で今何を自分たちができるのか?やれることをまず一生懸命やることを忘れがちなスタッフさんを多く見受けるのです。けれども、このお店では、ホールスタッフさんが自分たちのできる「お客様との親しい関係作り」を精一杯やっているように感じるのです。素晴らしいですね。
最後に、毎月大変な労力と思われる冊子の作成業務をなさっていること以上に、お顔やお名前をそちらで出していらっしゃるスタッフの皆さんに頭が下がります。会員限定の便りと言えども、不特定多数の人に自身をさらけ出すのです。相当な覚悟がないと、なかなか出来ることではないのではないでしょうか。
こんな覚悟を持ったスタッフさんがいることが、このホール様の魅力の源なのでしょう。
※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。