温かく記憶に残る人 冷たく記憶される人
先週は「サービスをする人」の向上に取り組む大切さについて記しました。今回は、サービスをする上で大切な、人としての「温かさ」についてです。
数ヶ月前の暑い日のこと、道を尋ねようと、とあるコンビニエンスストアに立ち寄ったときのことです。買い物をする客ではないので、申し訳なく思いつつ、又きっとアルバイトの方で、この辺りは不案内であろうと期待もせず、
「すみません、〇〇○へはどう行けば良いのでしょうか?」
と訊いてみました。
するとその店員さん、サッと笑顔で「はい」の第一声から、わざわざお店から出て「ここをまっすぐ行って、2つ目の信号を・・」と親切丁寧に説明をしてくださいました。
「ありがとうございます」と言って立ち去ろうとしたところ。最後の一言がまた素晴らしかった!「お気を付けて」ですって。買い物客でもない、ゆきずりの私に対して、自らの作業をとめて、ここまでできる人。温かい人です。
猛暑の朝が清々しい朝に変わったのは言うまでもありません。この人にまた会いたいなと素直に思いました。
又別の日。とあるホール様で、食事休憩をとった際、その休憩時間が30分と短かったため、スタッフさんに
「この辺りで、軽いお食事を食べられる、オススメのお店はありますか?」
と私の連れが聞いてみました。
すると、そのスタッフさん、表情も変えず一言。
「分かりかねます」
何ともアッサリとした・・・??返答をし、休憩札を台に置いて、無表情のまま頭を下げて去っていきました。そちらのお店で遊技をしている客である私達に、とっても淡泊な態度です。こういった質問への対応は教育されていなかったのでしょうが、杓子定規な対応で、何だかとっても冷たい印象を受けたのでした。
仕事では、特に接客業では、人と人が触れ合い、そこには人を思いやる「温かさ」が基本的に大事であると思います。相対する人のために、自分ができることをしてあげたい、と思えるかどうかが。
そしてそういう姿勢は必ず一瞬に表れ、お客様に伝わり、記憶に残るものなのです。そして「どうせならこのお店で」「どうせならこの人がいるお店へ」とお客様に思わせるのです!
こうした小さな出来事で、その人の仕事への向き合い方がでるものですね。
最後に、ホールスタッフさんは自店近くの飲食店やドラッグストアなど、ある程度の情報は頭に入れ、ホールに立つべきと私は思います!
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