役物系ぱちんこ機を導入するにあたって

今月もあと10日ほどで終わり、今年も残るところ2ヶ月となりました。ここまでをふり返ると、今年は役物系一発タイプの機種が多く発売されたように思います。

こういった機種は、デジタルのみの機械とはまた違い、玉の物理的な動きで一発の勝負が決まる要素があり、一定数のユーザーにはたまらない機種なのではないでしょうか。

さて、今年の役物系最後となる「沼」が先日発表されました。本機はカイジの漫画の世界で実際登場した「沼ぱちんこ」を忠実に再現したものです。完成度も高く、又年末年始ということもあり、粗利を期待して少数台ながらでも導入をなさるホール様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ただし、この手の機種、正しく運用をするために細心の注意が必要であると思います。

十分ご承知とは思いますが、今回はホール様に気をつけていただくべき2点について再確認のために書かせていただきます。

 

メンテナンス(傾斜や役物の個体差の管理)について

役物系の機種を打ちに行くと、たまに「どーにもこーにも玉が役物に飛び込まない」シビアな調整がなされ、イライラして台を離れることがあります。「担当者の方は、試し打ちをしっかりしているの?」と疑いたくなります。

シミュレーション通り、台ごとしっかり調整ができているのか?役物の個体差は、間違いなくあると思われますので要注意です。納品時には、試し打ちを一台づつ時間をかけて行いましょう。辛すぎれば、ユーザーはすぐに離れてしまうのですから。

 

ド突きや磁石ゴトについて

今年役物系が多く発売されたという印象があるのは、ゴト被害についても多く耳にしたからかもしれません。「犬夜叉」しかり「ダイナマイトキング」しかりです。こちらの両機種は対策のセンサーなどがあっても尚ゴトが起きました。

本機も、対策として磁石・振動センサーがあり、反応すると入賞は無効になるようです。しかし、この手の台は必ずやからがやって来てあれやこれやをします。

くれぐれも現場が一丸となり監視して、情報の収集・共有は欠かさないでください。

無駄な玉は出さない=きちんとした結果を残すこと以上に、そういった不良客がホールの環境を悪くするものなのですから。

 

 

今のホール接客は清潔感溢れるスタッフさんが、お客様に頭を丁寧に下げることが基本となっているように思います。昔の接客とは比べ物になりません。パンチパーマで怖そうな店員さんばかりでしたから。昔は玉を出しているお客様を見れば、何かイタズラやゴト行為をしているのではないかと、厳しい視線で監視することが接客の基本だったみたいに(笑)ただし、彼らは、お客様に頭はしっかり下げませんでしたが、お客様の顔や行動はちゃんと見ていました。

パーソナルの普及もあり、なかなかお客様の状況を把握することは難しくなった今日このごろです。しかしこうした嘗ての店員さんの目利き感については、今も引き継がれるべき点ではないでしょうか。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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