Pスーパー海物語IN沖縄2SAHS を考える

来月、三洋より新規則・設定付き第一弾となる「Pスーパー海物語IN沖縄2SAHS」が登場します。こちらは2010年登場の「スーパー海物語IN沖縄2」の復刻版。復刻版というと、昨年の10月に発売されイマイチのデキだった「大海物語SAP13」を想像しがちですが、今作はタッチセンサー、金マリン、金魚群、ウリンチャンス、クジラブリーに、サムスタンバイなど新しい演出も搭載され、丸っきりの復刻版と言っては失礼なデキとなっています。

 

さて、今回の設定付き沖海甘、デキの良さも去ることながら、甘海は3Rが今年12月に検定切れとなることを皮切りに、順次、検定・認定が切れて撤去しなくてはならない状況下、本機は新規則機である為、丸3年の検定期間、プラス認定を取ればその後の3年、計6年今後使えるということで、どちらのホール様も入れておく方向ではないかと思います。

 

そこで、今回は沖海2SAHSを導入するにあたり、気をつけていただきたいポイントをあげたいと思います。なぜならば、偏に設定付きぱちんこと言っても、海シリーズについては、他の機種とは違うと思うからです。潜在的固定ファンがしっかりといる海コーナーでは、今の雰囲気を壊すことなく、今いる客層(中高年層)に設定付きぱちんこの特徴やメリットを、しっかり認知してもらい、スムーズに新基準機に移行させることが、とても重要になってくると思うのです。そして、それにはちょっとした心遣いが必要であるのです。

 

設定付きのぱちんこは、スロット客をも引きつけられるのではないかと、業界では期待している向きがあります。それは設定示唆があり、設定を見極めることの楽しみがあるからです。ということは、示唆を勉強した人が勝てるという要素が多分にあるということです。こういったことを習得できる人達の多くは若者であり、海の主軸客である中高年層には圧倒的に不利になるのです。

 

今回の「Pスーパー海物語IN沖縄2SAHS」も、演出内に設定を示唆する要素が設けられています。導入後徐々に情報が公開されていくようです。しかも、微細な演出が多く、なかなかわかり辛いとのこと。オーバーフローしていても打ち続けてしまうような高齢層には、きっと見極められないのではないでしょうか。

知識を持った若い人達だけが高設定台に座れる=勝てる

若者ばかりにオイシイところを持って行かれる

こんなことを繰り返していれば、高齢客は引きます。少しづつ足が遠のき、居場所を失ってしまうことになるのではないでしょうか。

 

こういう図式だけは、避けなければなりません。今まで甘海コーナーを支えて来た客層を、大切にしてほしいのです。

 

ホール様には、本機を運用するにあたり、ポップなどで大きな絵で分かりやすく、高齢者層にも理解ができるよう、高設定を占える情報を開示してほしいものです。

もっとも、こうして設定を示唆するガイドを前面に出すには、高設定をしっかりと入れなくてはなりません。

ただ、そうすることにより、「このお店は高設定を入れている」「設定付きを打つならこのお店だ」とお客様からの厚い信用を得られることにも繋がると思います。

 

最後に、今回セルのみでご購入されたホール様もあるかと思います。その場合、購入時に交換可能な部品(ハンドル・ゴム等)は交換しておくことをお勧めします。この先の6年間使用することを考えて!

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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