ハウスルールの運用

この週末地元のホール様に、外食後の遅い時間から夫と遊びに行きました。

典型的郊外店のそのお店は、1パチ比率が高く、地域のお年寄りや家族連れの遊び場となっています。そういった客層がメインのせいか、来店した9時過ぎには、店内はまばらな客数です。夫と私は、誰も座っていない大海コーナーで1万円づつ運試しとばかりに並んで座り遊技をはじめました。

残念ながら私はうんともすんとも掠らずだったのですが、夫は5000円ほど入れた時にラッキーにも大海チャンスを引きました。そこで、自分の遊技を終えた私は、隣で夫の応援役となり、二人で確変が続くことを願いながらの観戦です。こうして二人で確変の継続を見守るのも、ぱちんこの楽しいひと時です。

すると、

「店内ルールで、座って見るの禁止になっていますので」

とホールスタッフさんから、厳しく注意を受けてしまいました。確かに、彼の指した指先にあるポップには、「お客様へのお断り」とあり「立ち見・座り見等他のお客様にご迷惑をかける行為」という項目があります。

お願いレベルではない彼の恐ろしいほどの厳しい表情に、私は思わず、怖気づき「すみません」と言って台から離れたのでした。そして居場所のない私は、遊技をしている夫より一足先に駐車場へ戻り車で待つことになったのでした。

 

車で待つ間、私は何とも釈然としない気分になったのでした。

それは、私を注意したスタッフさんの厳たる対応にです。

人をまるで不良客を扱うような、酷しすぎる対応ではないか?と。

大人になると、人様から怒られたり、注意を受けることがなくなるものです。それを図らずも、遊びに行った先でされたとなると(しかも、そこまでされるべきことはしていないと思うと)やはりそれは嬉しくない感情が芽生えるものなのです。

 

私を注意したスタッフさんは、「ハウスルール=厳守されて当然」という認識を強く持っているのでしょう。彼の誇らしげな立ち振舞を見ると、決められたことを、しっかり守って仕事をしているという思いがあるようです。

しかし、そもそもハウスルールは何のためにあるのかを、掘り下げて考えるべきだと思うのです。ルールは本来一人一人のお客様が楽しい時間を過ごすために、作られた決まり事のはずです。その本質をしっかり理解していれば、あんなに厳しい表情や言い方はできないのではと思うのです。

明らかな迷惑行為でないかぎり、お客様には基本、お願いから入るべきなのです。せめて笑顔での対応をしていただければ、ぱちんこ店を後にする時私は、ここまで苦い後味は感じなかったと思うのです。

 

蛇足ですが、地域性や客層そして時間帯などの状況により、座り見も寛容にしていただければ、と思います。連れ打ちをするお客様は仲間の遊技が気になるものです。また、それを見るのも楽しいものなのです。

もし、台が潰れることを良しとしないのであれば、補助椅子の用意なども必要かとも思いました。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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