大海物語4BLACKを打ってみた

ここのところウルトラセブンばかり打っていたので、大海4BLACKにまでなかなか辿り着けず、打つのが今になってしまいました。
今回の大海BLACKは、2015年登場の大ヒット機、大海3BLACKの「正統後継機」という謳い方をされていますが、海シリーズ初のV確STタイプということで、どうユーザーに受け入れられるのかが私的には注目するところであります。というのも、どの図柄で当たってもSTが当然の如く付いてきたものが、今回の4BLACKでは半分になってしまうわけです。年寄り客や女性客にとってはST機もV確STも(特に今回は、大当り中アタッカーにV確センサーがあるため、右打ちなどもなく、違いがないように受け止められがちですので)違いがわからずただただ戸惑いキツくなったと思うだろうなと、少々不安視していたからです。

実際打ってみると。やはりその不安は的中だったのではないかというのが感想です。
やはり抵抗があるのです。V確STに。
海シリーズには確実にST好きユーザーがいるのですが、その人達はどの図柄の大当たりを引いても、同じ条件でSTが付いてくることに安心感を覚え、偶数図柄の大当たりにガッカリ感がないことに慣れているのです。ST機の魅力はループタイプと異なり、次回大当たりが約束されていないというマイナス面に対し、一度当たれば全てのリーチはアツい!という期待ができるところです。それが全ての図柄でSTが付かないとなると、大当たりを引いた時の期待値が大いに違うものです。偶数図柄で当たった時も味わえるワクワク感はなくなった訳です。勿論偶数図柄の初当り時に、スーパーチャンス(ST)に発展することもあります。だからと言って、STで確実に次を引けるとは限らないので、派手過ぎるスーパーチャンス発展への演出も大げさで、そこまで喜ばしいこととは受け止められないのです。

連チャン率は前回のものと変わらず又確変突入時の出玉は底上げされたという反面、確変突入への間口は狭くなり、単発が多くなったのは事実だと思います。ここばかりが印象に残るのです。データを見ると、単発大当たりが今までのブラックシリーズと比べると当然ですが多すぎるのです。

多くの店舗様が、そういった今までとの違いや、今回の4BLACKのグッドポイントを十分にそして明確に示しておらず、お客様はただただ、肩透かしを受けたように、4BLACKをキツイと感じているように思われます。私が見ている限り、4BLACKに一旦座り、単発であっけなく時短が終わってしまうと、3BKACKへ移るお客様が結構いましたから。一度確変への狭い扉をこじ開けたら、玉の獲得は以前より多いことを、十分に理解されていないのでしょう。ホール様は、このような良い点があることを明確に示されるべきと思います。今後この機種が前回の3同様息長く活躍できるか否かの鍵になってくるはずです。

手元データを見てみますと今回の4BLACK、導入第一週は35000個以上の稼働をしたようですが、第四週目となり、3BLACKのほうが若干ではありますが稼働が上回っているという状況です。
今後みなし機となる3BLACKには、ずっと頼ることができない現状です。4BLACKを大事に使っていかないといけないと思われますので、是非親切丁寧な説明をお客様に示し、今回のBLACKの面白さをアピールしていただきたいものです。

最後に、もう一つ残念だったことがありました。初回大当たりがオール7ラウンドであることです。ワリンちゃんのブルブルチャンスが失敗に終わり、ガッカリしているところに何と!サムが出現しました。やや興奮していると、それでもやはり7ランドなのです。サム=16Rという感覚が強くある中、それがたったの7ランドで終わってしまうと、何だかなーと、とても物足りなく思ったのでした。

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