新卒者の教育について

桜が満開となりました。私はとても桜が好きでこの季節になると、ウキウキしてきます。
通勤がてらに桜を楽しんでは、新年度を迎えるにあたり、気分が清々しく心がリフレッシュする思いです。そう、社会全体もまた業界でも、この4月は新卒の方々がそれぞれの企業へ入社して来る、フレッシュな時期ですね。

最近はホールの方々に聞きますと、アルバイトですらなかなか集まらず、人出不足が深刻化しているようですので、入社してくれた新人社員の方々が、この先貴重な戦力になるといいなと感じます。
但し今は難しい時代で、ゆとり世代といわれる若者達の相手は大変だと世間的に言われています。上場企業ですら、新卒入社の定着率が低いそうですので、ホール勤務スタッフもその例外には漏れずでしょう。しかも、ぱちんこ業界に従事する最近の若い人達は、ぱちんこをやらない人も多いとか。そんな彼らを教育する立場の方々は、さぞかし責任重大で頭が痛いことでしょう!

そこで提案なのですが、一般的な社会人教育やパチンコホール向けの視察などの新人研修に加え、近隣の(ホールの常連様がよく出入しているような個人店の)居酒屋さんや喫茶店等に行かせてみてはいかがでしょうか?お店の人やそちらのお客さんと仲良くなることによって、色々なお客様の本音、「生」の声が聞けるはずです。雀荘なども良いかしれません。結構雀荘では、お客さん同士近隣のぱちんこ店の話題をしていますので。かなり詳しい「声」が聞けるはずです。

又、自店または系列店、そして競合店で実際に遊技をしてもらうというのも良いかもしれません。一顧客の立場で、実際にぱちんこを打つことにより、ぱちんこを(あまり打たない人は特に生活の一部として)身近に「感じる」ことができますし、何より「お客様目線」で冷静に自店の遊技場としての良い点直すべき点など気付きがあるはずです。どうしても、実際にホールスタッフとして働いてしまうと、冷静に「お客様目線」で自店を観察することはできなくなってしまうものです。新入社員だからこそ、へんな固定観念やしがらみにとらわれず、自店について有益なアイディアがだせるのではないでしょうか。
社会に出たばかりの新卒者にはハードルが高く経費がかかる話でしょうが、実際の「お客様目線」での心理がわかるので貴重な体験になると思います。

今やネット社会。情報は溢れているので、そんなバカなことをしなくても・・・・という声が聞こえてきそうですが、ぱちんこは人が通い遊び、勝ったり負けたりしながら喜び悔しがり、人と人との間で「気持ち」が動き、それがベースとなるものです。ネットネイティブの新卒者世代の方々には特に、情報として読んで知るのではなく、実際に「見て」「聞いて」「やってみて」体感することによって、その機微を「感じ」取ってほしいと思います。パチンコホールで仕事をしていく教育の一環としては大事なことではなかろうかと思います。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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