できていますか?「事前準備」と「情報共有」
ある日行ったダイニングキッチンでの1コマ。黒板に書かれたメニューの中に「本日のパスタはスタッフにおたずねください」とありました。オーダーをとりに来たスタッフさんに聞いてみたところ。「あ、少々おまちください」と他のスタッフさんに確認に行くではありませんか!はぁ??ですよ。ときに、とある居酒屋さんで。本日のおススメとあるメニューをオーダーしてみると、しばらくしてスタッフさんがこちらに戻ってきて「今日はもう終わってました」とのこと。はぁぁあ???
レストランなどの飲食店に行くと、こうして思わず、はぁぁぁぁあ?と言いたくなること結構あるものです。自店が提供をしているメニューを把握していないのぉ??そのお店に対する期待度がシュンと縮まる瞬間です。これは、そのお店の「事前準備」と「情報共有」ができていないことの現われです。
お客様の前に立つときは少なからず、「手持ちカード」をしっかり確認しておきたいものです。「今」提供できるものの把握=速やかな情報共有、がサービス業のおもてなしとしてはとても大事なことなのです。こうした事前準備をせず(手持ちカードを把握せず)にお客様の前に出ることは、単なる「こどものおつかい」=「御用聞き」に甘んじているということで、「仕事をしていること」=「心地良い接客をしていること」ではないのです。例えそれが入ったばかりのアルバイトであっても、充分な準備がなされていないのであれば、お客様の前に立ってはいけないのです。お店のスタッフさんが、メニューを知らずしてどうしてお客様から信頼され、満足のいく接客ができるのでしょうか!こんな基本中の基本をスタッフさん全員が把握せずして、お店の売り上げアップなどできるはずもありません。
ぱちんこホール様の日常はどうでしょうか?最近は多機種構成となっています。1店舗で数百機種のラインアップがあるというのが当たり前です。ある日とあるホール様に遊びに行った際、沖海4甘の看板が飾っているにも関わらず、探しても台が見つからなかったため、女性スタッフさんにどこにあるのかを尋ねてみました。すると、答えられないのです。「少々お待ちください」からはじまり、店内図で見つけようと試みるも見当たらず、とうとう彼女は他のスタッフさんに尋ねに行きました。そして私の元に帰って来るや「先日の入替えで外したようです」ですって。はぁぁぁ??です。スタッフさんが自店の品揃えである機種構成を把握していないことにガッカリしましたが、その上設置していない機種の看板を外さずに置いてあることにも、とても残念な思いをしたのでした。
毎月のように行われる新機種の導入。自店のホールスタッフさんは、品揃えである機種を全て把握できていますか?スタッフの仕事はぱちんこ・パチスロというモノを「通じて」お客様に楽しさやワクワク感を与えることなのです。それを、どこに何の機種があるかもわかっていないのであれば、そうしたおもてなしなどはできませんね。
ホールスタッフの仕事は呼び出しランプに応えたり、ドル箱を取り替えるだけのただの「御用聞き」ではないと自覚すべきです。役割を認識するところから創意工夫が生まれ、仕事への誇りにつながるのだと思います。責任者の方はこういったことを開店前後やミーティングで繰り返し語り、学びの時間を作るべきですね。
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