マナーの悪い常連さんにお店を支配されていませんか?
先日ホールの役職者の方と食事をしている時に、お客様からこんな苦情が入ってんだけどどうしたものか!?という相談を受けました。
その店舗様は駅前の中小店舗で比較的年配のお客様が多く、場所柄アジア系外国人の姿もチラホラ見えるとのことです。その苦情というのが30代位の男性のお客様(月に2~3回程度来店)から寄せられたものなのですが、「年配者の方々の縄張り意識が強すぎる」「ボタンの強打・連打があまりにも目に余る」といったものでした。
まず、「年配者の方々の縄張り意識が強すぎる」というものですが、海コーナーや時代劇ものの機械が数種類設置してあるコーナーにいる年配の常連の方々の態度や行動がヒドイということ。その男性客の両隣に居る常連さん同士が男性を挟んで平気で会話をする、アツいリーチがかかろうものならヘタしたら島内の常連さんが全員覗き込んでいるのではないかと思うくらいの視線が刺さる、たまたま低投資で当たろうものなら舌打ちをされる・・・といったものでした。
また、「ボタンの強打・連打があまりにも目に余る」というものは、年配の常連さんもそうですが、それよりも外国人の方の機械が壊れるのではないかと思うほどのボタン強打や連打がどうにもヒドイとのことでした。アツいリーチの最終PUSHのタイミングだけならまだ目をつぶったとしても、何でもない演出でも常に強打・バチバチ連打は普通の人だったら耐えられないですよ・・・と。
その店舗様でもそのような常連様の行動はもちろん把握はしているものの、あまり強く注意して常連さんに逃げられてしまっては困る、かといって新しいお客様やたまに遊びに来て下さる方が不快に感じるのであれば直さなければ・・・とこの葛藤に悩んでいるとのことでした。
このお話を聞いた時、その男性客は常連さんの行動に苛立っているのは勿論ですが、それを見て見ぬふりをしているスタッフさん(お店)に腹が立っているのではないか・・・と私は感じたのでした。いくら常連様でも他のお客様が不快に感じるような行動をするのであればビシっと注意しなければなりません。「ビシっと注意」と言ってもただ単にキツイ言い方をするのではなく、「この機械は人気があるし、できるだけ長く設置しておきたいので優しくしてあげて下さい」とか、「この機械は壊れちゃったら交換の部品がないので」などの理由もきちんと付け、なおかつ毅然とした態度で・・・というのがベターなのではないでしょうか。また、そういったお店の姿勢をこの男性客や新しいお客様にわざと見せることで、「あ、このお店はちゃんとしているな」という印象も与えられるように思います。
このような問題は、繁華街より郊外店、大型店よりも中小店舗で起こりがちな問題に思います。ご近所様に愛される地域密着型の店舗づくりは勿論大切ですが、とは言え最低限のルールやマナーは守ってもらわなければなりませんよね。少し言い方が悪いかもしれませんが、お店をコントロールするのはあくまでお店側であって、お客様に支配されてしまってはダメだと思うのです。
余談ですが、先日私が海物語を打っている時に、隣りにスリランカ人!?の方が座っていました。私の台に魚群が出ると顔をこちらに向けて凝視され、「うわっ、見られてる」と思いつつ知らんぷり。運良く見事大当りとなったわけですが、その時チラッとその方を見ると、「うん、うん」と首を縦に大きく振り微笑んでいました。「なんであなたが納得してんだよ(笑)」と、ちょっぴりほっこりした瞬間でした。
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