大規模な機械配置は慎重に!

先日行きつけのホール様に久々に遊びに行ったときの話しです。いつも、そのホール様に行くとお店横の入口の直ぐ右のボックスが海の甘デジコーナーのため、私は何も考えず自然にそちらに足が向きます。
そして島に入っていくと、何かいつもと様子が違うことに気付いたのです。そう、そこには当然あるべき海がなく、全く違うコーナーに様変わりしているではありませんか!私は何が何だか状況を掴めず、しばらくその場で立ち尽くしてしまいました。その後気を取り戻し、海コーナーを探しまわり、やっとのことで定位置にたどり着いたのでしたが、見るといつも海に座っている常連のお年寄りは、探しもせずに、その海ではなくなったコーナーから入口にUターンしているではありませんか!

先日テレビで、話題のスーパーマーケットが取り上げられていました。そちらは、多少形が悪い生鮮商品や、その日市場でお買い得の商品を買い集め、破格でお客様に提供するというお店なのですが、毎日仕入れる商品が変わってくるため、その日その日で販売する商品にあわせたレイアウトを日々変えてお洒落にすることがひとつのウリだそうです。とっても人気があるらしく、特に若い世代の方々から支持を得ているようです。
そのマーケットでの一幕をテレビで観ていましたが、確かに若いお客さんが多かったですね。逆に高齢層の方は少ないのです。なぜか?
中高齢層はだいたい決まったスーパーマーケットにいつも買い物に行くものです。それは、そこのスーパーではどこに何があるかを分かっているからです。生鮮食品が壁に沿って配置されているなど、どこのスーパーでも共通点はあるものですが、細かい商品のレイアウトは各お店で全く違うのです。お年寄りの頭にはあの棚にはあの商品が置いてある、ということがインプットされているので、それがそこに無いと困ってしまうものなのです。
いちいち商品を探し迷うことをしたくない気持ち、いつものところに求めている商品があるという安心感が、私達中高齢層には大切なのです。ですので、高齢層の方には毎日レイアウトが変わってしまうことは、喜ばしいことではありません。

規則改正により、今後機種のバラエティーは変わっていきます。ホール様の機種配置やレイアウトも変化していくことがあると思われます。勿論機種の構成を変える時は、相当の熟慮をされて行われているとは思います。ただし、高齢層が多くいらっしゃる店舗様や、海コーナーでは極力避けたほうが良いと私は思います。好きな台は定位置にあるだけで安心する。だからその店に通うのです。それが中高年層の心理です。その層が、変化になかなか付いて行けず、そこのお店を去るようなことは絶対に避けたいところです。
絶対にレイアウトを変えてはいけないとはいいません。ただするときは是非慎重にお願いしたいです。少しづつ時間をかけ慣れさせながら行う、若しくは今までその台があったコーナーからどこのコーナーに移ったのかを、ハッキリと分かり易く掲示するなどのフォローをしていただきたいものです。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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