大海に流れない海客を把握すること!
先日この「喜怒愛楽」の大海4についての記事を読んでくださった、とあるホールの部長さんより、「大当たりを引かずして、その機種を語るべからず!」との苦言をいただきました。こちらは3万円もつぎ込んで全く引けなかった事情があり、懐具合は厳しい現状です。が、ナニクソ!の反骨精神を煽られ、昨日再度大海4に戦いを挑んできました。
結果、2万3000円まで入れ込み、ついにチャンス目が続いた後に恐竜が出現、すごい振動が発動し確変を引けたわけなのですが、確変の1回転目でサメを引き、2連チャンであっけなく終わってしまいました。いやはや残念です。でも、これで大海4を語る資格を得たわけですので、改めて感想を述べたいと思います!
23000円つぎ込んでの大当たり!!やはり嬉しい!
今回の大海、クリスタルモードやビッグバイブなど新機能はとても魅力的なのですが、大当たりを引くまでの遊技がやはり面白みに欠けるのです。勿論、大当たり時はブルブル震えることに興奮し、それなりに脳汁ものでしたが、沖海贔屓の私にとっては大海しかもミドルの1/319は大当たりを引くまでが長く、また単調過ぎて間を持て余してしまうのでした。大海を打つならば、大当たりの数を引けるライトに限るとつくづく思った次第です。ということで、やっぱり沖海とばかりに2回分の出玉を持って沖海に戻りました。
沖海シリーズで、私のように大当たりを引くまでの段階と期待感を楽しむことが好きな客層、つまり沖海モードやマリンモードを選択するお客様にとって、他の海シリーズはあまり魅力的に感じないものです。今回の大海4の場合、クリスタルモードやビッグバイブなど新しい機能がいくら追加されたからと言っても、やはり大当たりを引くまでの過程が単調すぎて、間が持たないのです。
私が行ったホール様は東京都下、地元客中心のあまり稼動が強いとは言えないお店です。自宅近所であることからそちらのホール様にはよく行くのですが、新台導入された3日目の昨日、沖海4の5台には女性客が3人座っているのに対し、大海4の5台には男性客と私の2人しかいないではありませんか!
しかも注目すべき点は、沖海を打っている3人のお客様は皆沖海モードで遊技しているのです!よく行くお店の海コーナーであり、大体決まったお客様の顔ぶれですので分かりますが、確かに沖海の3人は普段から沖海、しかも沖海モードでのみ遊技しています。逆に大海を打っていた男性は、普段海モードで遊技されているのです。前にもこちらのブログで触れましたが、沖海やマリンのモードで遊ぶお客様は他の海をあまり打ちません。逆に海モードを打つお客様は色々な海に回遊するものなのです。
大海4が発表されてから、ホール様は「両方を活かすのは難しいのでは?」と現行の沖海との設置比率などのバランスに悩まれたと思います。確かに大海4が導入されてから他の海シリーズの稼働に影響が出ているとの話も聞きます。
ここで考えるべき点は、大海に移ったお客様は普段どの海シリーズを打っているのか?また、どのモードで打っているのかです。これが把握できれば、海シリーズの新台導入時のお客様の流れや設置比率が大よそ読めるのではないでしょうか?
沖海で大当たりを引くまでのストーリー性や期待感を楽しむ客層にとっては、大海の出玉の多さや新機能は一度は遊んでみたいと思う程度で、大海を打ち続けるほどの決定的な判断材料にはならないのかもしれません。現に他店も見てみましたが、大海4が導入された後、沖海を打っている殆どのお客様がやはりマリンモードか沖海モードで遊んでいらっしゃるのですから。
自店の海シリーズでお客様がどのモードで遊技しているかを把握しておくことはとても大切なことではないでしょうか?もし、大海4を導入したことにより沖海の稼動が下がっているのであれば、又その沖海客が普段沖海やマリンモードで打っているのであれば、それはいずれ沖海に戻る可能性が強いのではないでしょうか?このように、お客様の遊技するモードで海コーナーでの回遊の可能性を考え、設置比率を計画することも、海シリーズでは大切なのかもしれません。
大海4が再販されることが決まり、又来年には桜バージョン(ライトミドル)の再販もあります。くれぐれも慎重に海コーナーを設計していただきたいものです!
電車の中でも大海4!
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