インバウンド型ぱちんこ店
高級ブランドの「グッチ(GUCCI)」が以前渋谷のスクランブル交差点の街頭ビジョンでコレクションのキャンペーンムービーを放映し話題になったことは皆さん記憶に新しいのではないでしょうか。そう、ぱちんこホールが舞台として出てきたものです!グッチのオシャレなコレクションを着たキレイなモデルさん達が新宿や六本木と思われるネオン街をデコトラで走ったり、そしてぱちんこ店で遊んだり。映像では「グッチ」独特のお洒落でファンタジー溢れる世界感が描かれていました。こうして、海外の有名ブランドが、ぱちんこにスポットを当てお洒落に見せてくれることは、ぱちんこが世界的に知られることになり嬉しくなるものです。
この延長線にあるとも言えるチャレンジを実践していらっしゃるお店があります。インバウンド型ぱちんこ店「CAFE&PACHINKO EBIS」様です。オリンピックに向け海外からの旅行客が多く見込める今、私たちの業界もインバウンドが注目されてきています。ぱちんこをとってもファンタスティックで物珍しいと好意的に受け止めている外国人のツーリストは結構いるそうです。そんな方々に向け「CAFE&PACHINKO EBIS」様が岐阜県高山市にオープンしたのは今年6月だそうです。
ぱちんこを身近に体験してもらおうとの趣旨から、気楽に入れるお洒落なカフェの奥に、パチンコ台が20台ほど、これまたお洒落な空間に設置されています。全面禁煙、1パチで地元のお酒等お土産になりそうな一般景品を用意し換金はなし。台間サンドは100円玉と500円玉での対応で、甘デジとちょいパチのみを導入。一般景品の仕入コスト管理がしっかりしているのでしょう、かなり回せます!これならば、小額で初当りを体験できそうです!
カフェで食事やお酒を楽しみつつぱちんこを紹介しているといったスタイルで、ぱちんこを知らない外国人に向けて、遊技説明等も丁寧に画像を入れ英語で用意しています。スタッフの方も英語が堪能なようで、パチンコの遊び方を説明してくれるそうです。日本のぱちんこは知っていても、遊び方が分からない。タバコ臭くて嫌だった。怖いイメージで入れなかった。そういた外国人ツーリストがここならば気楽に1人でぱちんこ体験ができるのかもしれません。
所轄との申し合わせや地域の習慣から、あまり積極的に店外での誘導はできないそうで、まだまだ外から店内を覗いて躊躇している外国人の方も多いようです。私が行った時はお客様が1人しかいませんでしたが、これからSNS等でこのお店のことが拡散され、ぱちんこ体験が旅行客に定着したならば、ここでぱちんこを体感し、その後は一般のぱちんこホール様に気後れなく足を踏み入れてくれるようになるかもしれません。そうなれば、業界全体としても有難いことですね。
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