「PぱちんこAKB48ワン・ツー・スリー!!フェスティバル」導入~年末商戦へ向けた準備を再検証

2019年も残り1ヶ月を切り、年末商戦が間近に迫ってきました。既に導入機種や営業方針を決定し、商戦へ向けて万全の準備を整えているかと思われますが、例年と比較すると、パチンコ、パチスロ共に設置台数が5万台を越える様な大型タイトルが存在せず、商戦期できちんと成果を挙げる上では、どのタイミングで増客を仕掛けるか、いずれの機種を営業の軸と位置づけるかを見極めることが重要です。

その一方で、12月中旬にはパチスロ旧基準機「バジリスク絆」と「アナザーゴッドハーデス」の完全撤去が控えており、売上、集客といった様々な側面でこれらの減少分を補う取り組みも求められます。

 

今回は、今週より導入が開始された「PぱちんこAKB48ワン・ツー・スリーフェスティバル」の導入・稼働状況を踏まえ、年末商戦突入までに取り組んでいきたいことを再度検証したいと思います。

 

◆「PぱちんこAKB48ワン・ツー・スリー!!フェスティバル」の導入・稼働状況

都内繁華街に立地する店舗をいくつか視察したところ、「~ワン・ツー・スリーフェスティバル」は、これまで登場した京楽系の話題機種と同様、来店客が即座に視認できるメインエントランス付近に設置されていました。「CR真・北斗無双」や「CR真・花の慶次2~衝撃の漆黒~」と隣接させており、現段階では、パチンコフロア内における準主軸機と位置付けられている様に見受けられます。また、演出の要となるAKB48の楽曲を反響させるべく、背中合わせのBOX型で配置する店舗が多かった点も特徴的で、サウンドという武器を用いて設置箇所周辺の活性化を意図していたことも確かでしょう。

この様な施策が奏功し、大半の店舗では、コアターゲットとなる20~30代男性を中心に満席を維持し、シリーズ機に相応しい集客効果を発揮していました。他機種と比較すると、仲間同士での「連れ打ち」も目立ち、「AKB48」という知名度の高いコンテンツがグループでの来店に貢献している様にも思われます。

 

◆注目される出玉感

本機種は「いちばん会いたかったライトミドル」と謳われている通り、初代「ぱちんこAKB48」の出玉性能を現行規則で再現した点が大きなセールスポイントですが、各台の大当たりデータを見ると、41000個を最高に、終日単位での最高出玉が10000個を越える台が多く、ミドルタイプに匹敵する出玉感は存分に発揮されていました。

さらに視察時には、開店からわずか2時間が経過した12時の時点で出玉が約12900個(16連荘)や約10700個(15連荘)に達する台も確認され、ミドルタイプにはない “立ち上がりの早さ”も目立ちました。ミドルタイプの場合、どうしても初当たりやRUSH突入までに一定の投資と時間を要するため、午前中に機種の持つ出玉感をなかなかアピールできない弊害を持ち合わせています。これに対して、本機種では、開店から早い段階でユーザーに出玉の爆発力を印象付けることができ、午前の集客に十分貢献していくことが期待できます。ライトミドルは、もともと夕方~夜の時間帯でも稼働が落ちづらいメリットもあり、商戦機においては、稼働の穴が生まれない機種として重要性が増すかもしれません。

 

このRUSH中の出玉性能は「万発オーバーが手軽に狙える機種」として、ユーザーからも既に高く評価されており、今後、彼らに遊技意向を持続させていく大きな動機となることが想定されます。

しかしながら、この出玉性能を懸念したためか、各種営業データによると、ベースや千円スタートが低く、辛めに運用されている様相が窺えた点は気になるところです。実際、各店舗では単発大当たりで終了した台がしばらく放置されるケースが散見されており、この運用を続けた場合、「なかなか回らない」「RUSH突入が重い」として遊技を敬遠されてしまうリスクも持ち合わせています。

本機種においては、RUSH中の出玉感をユーザーにいち早く体感させることが中長期的な設置や運用を実現させる大きなポイントです。つまり、このネガティブイメージが蔓延する前に出玉性能を知らしめる必要があり、そのためにも現在のスタートを見直した方が良いでしょう。

 

◆商戦期の柱として

この様に、「PぱちんこAKB48ワン、ツー、スリーフェスティバル」は、並の新機種には止まらない、話題機種として扱われており、現段階でのファンの評判も加味すると、定番機種としてのポジションを確立していく可能性は十分秘めています。

しかしながら、その一方で、導入台数に関しては、競合環境や店舗規模に応じて、5~33台と店舗間で大きな差が生まれており、このうち、必要最低限の設置台数に止めた店舗では、機種の特長を十分に活かしきれていなかった印象は否めません。

今回の視察を踏まえる限り、本機種には「AKB48というコンテンツでライトユーザーを含めた仲間同士での来店を促進できる」「時間帯を問わず、出玉感をアピールでき、リピーターや固定客を確保できる」という利点が備わっており、今年の商戦期の売上や集客に大きく貢献していくポテンシャルは十分秘められています。

このポテンシャルを引き出す上では、過去の「ぱちんこAKB48」シリーズと同等の扱いで、自店が力を入れている機種であることをユーザーに印象付ける必要があり、現在の設置台数や運用方法が最善か否かを今一度、見直すことが望まれます。

 

12月中旬には話題機種「P新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生」や「Pバジリスク~甲賀忍法帖~2」が導入され、商戦期の気運が高まっていくことが想定されますが、それと同時にパチスロで「バジリスク絆」「アナザーゴッドハーデス」が完全撤去され、トータル的に捉えた場合、パチンコでのプラス要素とパチスロでのマイナス要素が相殺される様にして、業績が期待通りに伸びきらない恐れもあります。

軸となる大型タイトルが存在しない中、これらのリスクを最小限に抑えるためには、こまめな仕掛けを現段階から行ない、来店客数や稼働を徐々に上げていかなければなりません。その手始めがまさに本機種の持つポテンシャルを存分に引き出し、ユーザーにアピールしていくことであり、これらも交え、商戦機に向けた準備が万全であるかを再度検証したいところです。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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